1. 見習うべきはケータイ小説!? ホリエモンが語る、電子書籍を普及させる秘訣!

見習うべきはケータイ小説!? ホリエモンが語る、電子書籍を普及させる秘訣!


 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。「堀江貴文のQ&A vol.515〜普及の鍵はフォーマット!?〜」では、ホリエモンが電子書籍がなかなか普及しない理由を語った。

 今回取り上げた質問は、「CDの売上は激減し、音楽のダウンロードが一般的になった一方で、電子書籍はなかなか普及していないイメージです。Kin­dleやKoboなどの専用デバイスを持っていなくてもiPhoneやAndroid­でも閲覧でき、『comico』や『マンガボックス』なども流行っています。ベストセラーな­どは電子化されています。それにもかからわず、電子書籍が爆発的に普及しない理由はな­んなのでしょうか?」という質問。

電子書籍は紙の本を作る方法で本を作っている!?


 ホリエモンは、「紙のフォーマットをそのままタブレットやスマホに持ってきているからでしょ。正直、読みにくいもん。あと、ライフスタイルを簡単に買えることができないレイトマジョリティがほとんどだから。Amazonなら紙の本の在庫がいつでもあるのに、わざわざ本屋をはしごしてまで見つけようとするとか狂気の沙汰だよね。俺からしたら」と回答。

 ホリエモンが新刊を出すと、Twitterで「5軒も本屋をはしごして買いました!」などの報告があるという。ホリエモンは、「Amazonプライムならその日のうちに届くのに、暇なのかと。俺の本で言ってることを何も理解していないよね」と本を読む人の多くが、効率的な考え方ができていないことを指摘した。

 このように既存の習慣から抜け出せない体質が、現在の電子書籍の設計にも表れている。ホリエモンが「電子書籍は紙の本を作る方法で本を作っている」と言うように、現在の電子書籍のほとんどは縦書きやページをめくる演出などあくまで紙の本を再現しようとしている。

 利便性の追求ではなくあくまで紙の本を再現しようとしてしまう姿勢が、多くの人が電子書籍を日常的に使いたくならない理由なのではないだろうか。

ホリエモン「ケータイ小説を参考にすべき!」


 一方、スマホにマッチしたコンテンツは最近では数多く存在している。例えばマンガアプリ「comico」は従来の漫画の常識を打ち破ったタテ読みを採用している。ページをめくらなくてもスクロールだけで読み進めることができ、ストレスフリーな読書が可能だ。

 他にも、ホリエモンが愛用するメールマガジンも、最初からメールでの伝達を想定している。メールのためもちろん文章は横書きだし、画面が小さくても読みやすいよう分量や段落分けも工夫されている。

 中でも、一番電子書籍が参考にすべきは一時期流行ったケータイ小説だろう。ホリエモンが「ケータイ小説はまさに、ケータイの文法で書かれているよね」と言うように、漢字が少なめの文章や短時間でもカタルシスを得られるスピーディな展開で構成されている。

 こうした工夫がないのが、現在の電子書籍の欠点だ。多くの人はスマホを利用するのに、現在の電子書籍にはスマホでの読書体験を想定したフォーマットが全く存在しない。スマホという媒体を強く意識していれば、それに合ったコンテンツだって考えられるだろう。

 紙の本を電子化するだけでは、ユーザビリティの高い電子書籍は生まれない。スマホというデバイスがまず存在する状態で、読者が情報を得やすいフォーマットがどんなものなのかを考えるのが、電子書籍普及の第一歩になりそうだ。

 ホリエモンが電子書籍の現状を語った「堀江貴文のQ&A vol.515〜普及の鍵はフォーマット!?〜」。動画が見たい方はこちらからどうぞ!


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