1. 差をつけるならノウハウ本を捨てて、仕事に関係ない本を読め! 『読書は「アウトプット」が99%』

差をつけるならノウハウ本を捨てて、仕事に関係ない本を読め! 『読書は「アウトプット」が99%』

by pedrosimoes7

 最近では芸人が芥川賞を受賞したり、少し前にはケータイ小説といったものが流行したりした。話題の小説やビジネス書が出れば、たちまちメディアで取り上げられ、その度にブームのごとく「読書好き」が現れる。

 しかし本をただ何となく読んで何かを得た気になっていては、それは自称読書家でしかない。もし読書を実りあるものにしたいなら、その読み方や選び方、読んだ後の行動が重要となってくる。

 今回紹介するのは、読書に付加価値をつけて意味のあるものにするための『読書は「アウトプット」が99%』という一冊である。

「本の話」を今日の出来事のように話す

 実際、本を読んだ後に何をすればよいのか? まずは簡単なところから始める。多くの人は、自分にとって良い本に出合うと「学びがあった」とか「視野が広がった」など本を読んで自分が成長したかのように感じ、満足してしまっている。確かに読んだ直後は内容に感化され、あたかも知識を得て成長したように感じるだろう。しかし、数週間もすれば本の内容は大半を忘れてしまい、半年ぐらいすればその本を読んだことすら忘れているかもしれない。これでは、せっかくの読書に意味がないのである。

 読んだ本の内容を忘れずに、自分の知識として確実に蓄えるためにはどうしたら良いのだろうか? 著者は「読んだ本の話を友人や家族に話してみるべき」と言う。読んだ本の内容を自分で要約しながら相手が分かりやすいように話すことによって、それは自分にとっての復習にもなる。よく他人に勉強を教えると自分の理解にも繋がるといった話があるが、つまりこれと同じことである。

 知っている人にとってはごく当たり前のことかもしれないが、その当たり前のことが本当にできている人とそうでない人には差がある。まずは難しいことをせず、こういった簡単なものから始めてみよう。次項では、本の読み方に焦点を当てる。

アウトプットするつもりで本を読め

 前項で、読書後に他人に内容を共有するというアウトプット法を挙げた。しかし、本の内容が難しかったり長かったりすると、他人に共有するのが難しくなってしまう。そうならないための方法が一つある。それは事前にアウトプット機会を作っておくことである。けれども、どのように作ればよいのだろうか? 著者は、アウトプット機会の例としてレビューやブログなどのSNSを挙げている。

 読書をする前に、何らかの形でアウトプットすることを決めておく。これにより読書後に内容をまとめることを意識するため、自然と本のキーポイントとなる部分を押さえながら読むことができるのである。もちろん忘れないようにメモをとったりすることも有効的である。最初から、意識しておくことで本の内容を理解し、まとめ直すことで知識として確実に蓄えることができる。次項では、本の選び方を1つ紹介したい。

仕事と関係ない本を読め

 前項までで、本の読み方と読んだ後に取るべき行動についてアウトプットすることを軸に紹介してきた。この最終項では、序文で触れた本の選び方について1つ紹介する。本書にて、著者は仕事と関係のない本を読むことをオススメしている。その理由は、多くの社会人の読書傾向に関係している。

 自己成長のために仕事に関するノウハウ本を読む人は多く、それによって知識を偏ったものにしがちである。偏った知識は思考の幅を狭くしてしまう。発想力や会話力が豊かな人はアウトプットに使う要素が多く、この要素は知識の量や幅である。例えば「意外な発想」といったものは文字通り思いもよらないことではあるが、今まで思いつかなかっただけで、言われてみれば誰もが知っているものの応用である場合が多い。これこそ知識量や幅の差であり、仕事と関係ない本を読むべき理由である。


 何か新しい本を読む前に、ぜひこの本を読んで欲しい。この本で学んだ後に読書をすれば、今より何倍も得るものを増やすことが出来るはずだ。


U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう
この記事を報告する