1. 冴えない脳は「脳トレではなく習慣」で治せ。ライフハックの背景が理解できる『脳が冴える15の習慣』

冴えない脳は「脳トレではなく習慣」で治せ。ライフハックの背景が理解できる『脳が冴える15の習慣』

by CharlesFred
「なんだか最近、ぼんやりすることが増えた。集中も続かないし、物覚えも悪くなってきた……。もしかして老け始めたのだろうか?」

 ――そんな悩みを抱えている人は少なくないだろう。もしかしたらあなたのぼんやり状態を引き起こしているのは、脳の疲れかもしれない。

 本稿では、ぼんやりする「冴えない脳」を若々しい仕事のできる状態に変えるポイントをまとめた『脳が冴える15の習慣ー記憶・集中・思考力を高める』という本を紹介する。

「脳の回転数」とは?

 よく「頭が回る」とか「頭の回転」といった表現を使うことがある。これは、脳の機能がフル稼働して、情報の伝達をしている状態を表したものだ。脳は、身体と同じく疲れが溜まるため、フル稼働し続けることは出来ない。もちろん、運動していないと身体が衰えるのと同様に、脳の機能も使わなければ衰えていくのである。

 ストレスやうつ病といった悩みに関する話題は、TVや雑誌で定期的に扱われ、実際にそういった悩みを抱えている人は少なくないだろう。実は、悩むということは、頭が動いている状態である。そして、悩みを抱えている状態が長引けば、それだけ脳には疲れが溜まるのである。もちろん疲れが溜まり続けている脳は、動きが鈍くなる。これが頭をぼんやりさせている一因なのである。

 脳の疲労がぼんやりする原因だということを知れば、「ぼんやり脳」をスッキリさせる第一歩に繋がるだろう。また脳は、身体と同じように鍛えて疲れにくくすることも、休んで疲れを取ることも可能なのであると著者は述べる。次項では、それぞれ具体例を見ていこう。

脳の鍛え方入門:「回転数を上げる」

by NYCDOT
 例えば、スポーツや楽器の練習の場合、何か上手くなりたいと思った時には繰り返し練習を行う。ただ、だらだらやっていてもしょうがないため、時間を決めて集中して取り組む。これはトレーニング全般としてオーソドックスであり、経験のある人も多いだろう。実は、脳も同じ方法で鍛えることが可能なのだ。

 学生時代にやったテストを思い出してほしい。目の前の問題に集中して、頭をフル稼働させたことはないだろうか? それが頭にとっての筋トレであり、言わば「脳トレ」なのである。具体的な方法は以下の通りである。

「回転数を上げる」脳の鍛え方入門

  • 時間を決める(出来る限り短時間)
  • 問題を用意する(数独やクイズのようなもので良い)
  • 決めた時間内、集中して問題を解く
  • 1日に数回行う
 こうすることによって、突発的な集中力や思考力、判断力が鍛えられ、物事に対して臨機応変な対応が出来るようになるのである。しかし、普段から頭が疲れてるのにも関わらず、もっと疲れさせても意味がない。次項では、頭を休めながら脳を鍛える方法を一つ紹介する。

脳の鍛え方中級:「寝る」

by jonathan.leung
 著者は、睡眠は脳を休めながら鍛えることが出来ると述べる。主に脳は、睡眠中に情報の整理を行い、起きている間は情報の出入力をしている。脳の大部分は出入力に使われるものであるため、その部分は睡眠中に休息させることができる。寝ていても、脳は完全に休んでいるわけではないのだ。

 また睡眠が短いと情報が整理されず、どんどん山積みになってしまう。これは、思考の際にエネルギーを浪費することに繋がると著者は述べる。しっかり睡眠を取れば情報は整理され、スムーズに引き出せるようになる。そして、瞬時に多くの情報を扱うといった思考力の上昇にもなるのである。これが睡眠で脳を鍛えることが出来るという理由だ。


 普段の行動一つで、脳は活性化出来る。いわゆるネット上にあるライフハック、習慣は、上述したような背景から語られていることが多い。ただ単に習慣だけを身に付けて、ライフハッカーになった気になっているのであれば、この本を読んで、背景を知った上で習慣を身に付けることをオススメする。

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