1. 史上最高330万ユーロ(約4.4億円)。男を惹きつけて止まないランボルギーニの魅力とは

史上最高330万ユーロ(約4.4億円)。男を惹きつけて止まないランボルギーニの魅力とは

出典:ymrglobalmotors.com

 昔から男を惹きつけてきた「スポーツカー」。実は自動車の起源はこのスポーツカーであり、その歴史は20世紀初頭から始まったとされている。その定義は非常に難しいが、普通の自家用車とは似て非なる独特なボディデザイン、強靭なエンジン、加速度から初速度までその全てが男を惹きつける所以なのだろう。

 そしてそのスポーツカーには2つのトップメーカーがある。それが「フェラーリ(Ferarri)」と「ランボルギーニ(Lamborghini)」だ。両者はライバル的存在として、常にスポーツカー市場で切磋琢磨してきた。

 今回はそんなスポーツカー界のトップメーカーの片割れ・ランボルギーニについて特集したいと思う。その長い歴史を紐解きながら、スポーツカーの魅力に迫っていこう。

一人の「気まぐれ」と「怒り」から始まる伝説。

出典:www.mad4wheels.com

 1962年にイタリアで創設されたランボルギーニだが、現在もライバルメーカーであるフェラーリとの闘争は続いている。かくいうフェラーリもイタリア発祥のメーカーであるが、歴史的な観点から見ればフェラーリの方が長い歴史を持っている(フェラーリの創設は1929年)。

 そもそもこのランボルギーニの創設者はフェルッチオ・ランボルギーニという人物で、当メーカーを設立させる前は自動車産業にはおらず、トラックやトラクターの開発・販売を主とする事業に従事しており、その成功により巨万の富を得ていた。

 そんなフェルッチオは、その富を使ってスポーツカーを買い揃えるようになる。元々優秀なメカニックだった彼は、修理の過程でほんの気まぐれに自分のコレクションを改造。その速度は当時の新作フェラーリをカモにできるほど速かったという。

「フェラーリに直談判に赴いたところ真摯に取り合ってもらえなかった事に腹を立てたフェルッチオが対抗意識からアウトモービリを創設した」という逸話が語られることがある

出典:LAMBORGHINI | ORCAR

 そこで彼はその技術をフェラーリに売り込んだが、門前払いにされた。そのことに腹を立てた彼が、フェラーリへの対抗意識を糧にモーターサイクル界への進出を決めたという逸話があるほど。真偽のほどは定かではないが、これを今のランボルギーニとフェラーリの関係に当てはめてみると非常に面白い。

スポーツカーの代名詞「カウンタック」

 ランボルギーニを語る上で、いやスポーツカーの歴史を語る上で欠かせない自動車「ランボルギーニ・カウンタック」。それにしても、なぜこのカウンタックはそこまで高い認知度を得ているのだろうか?

 1971年に発表されたカウンタックは、その近未来的なウェッジシェイピを体現した革新的なデザインで、世界中を驚愕と歓声の渦に巻き込んだ。デザインを決める上でのテーマを「ねじれ」としたこのモデルは、販売車種にしては珍しいモンスターエンジンと共に、70・80年代のスポーツカーブームの火付け役となったのだ。

 この時代の人にとっては「スポーツカーと言えばカウンタック」という感じだったらしく、それは現代にまで続いている。ランボルギーニを代表するモデルと言っても過言ではないだろう。

史上最高金額330万ユーロ……。「ヴェネーノ スパイダー」

 一般的な自動車の相場は高く見積もっても、300〜400万円といったところだろう。たしかにスポーツカーの相場はそれとは次元が違う。スポーツカー市場の相場はだいたい5000万〜1億円だと言われている。

 しかし2013年、創設50周年を記念してランボルギーニが発表したあるスポーツカーは歴代史上最高額をマークした(新車販売価格)。その額なんと330万ユーロ。日本円にして約4.4億円。贅沢をしたって一生暮らしていけるほどの金額だーー。

 そのスーパースポーツカーが「ランボルギーニ・ヴェネーノ スパイダー」というモデルで、その高過ぎるスペック故に実際に生産された台数はわずか3台。前シリーズの「アヴェンタドール」より125kgの軽量化に成功し、0-100km/h加速は2.8秒、最高速度は355km/hをマーク。まさに究極のランボルギーニとなったのだ。


 スポーツカーの魅力は確かにそのデザインにある。しかし、重要なのはそれだけじゃないのかもしれない。本当のスポーツカーフリークにとって重要なのは、目に見えるものではなく、そこに内包されて隠されている「何か」なのかもしれない。

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