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ホリエモン「情報を秘密にしようとか、ありえない!」——仕事のノウハウは公開すべきなのか?

野口直希

2015/07/13(最終更新日:2015/07/13)


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ホリエモン「情報を秘密にしようとか、ありえない!」——仕事のノウハウは公開すべきなのか? 1番目の画像

 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。「堀江貴文のQ&A vol.503〜情報は秘密にしない!?〜」では、ホリエモンが「情報を秘密にしようなんて思ったことがない」と大胆すぎる発言をした。

 今回取り上げた質問は、「仕事関連の情報を公開すべきか、非公開にするかで­悩んでおります。食料加工・販売の仕事をしており、いくつかは軌道に乗っております。独­自性のある商品の開発期間は1~3年程かかり、費用・労力もかかりますが、レシピや製­造法を公開すべきかどうか迷っております。非公開の場合、1社なので市場浸透が遅く、­聞かれた人に対して自分の了見が狭いように思われてしまうことです。ビジネス情報を公­開・非公開にされる基準があれば教えていただけますか」という質問。

ホリエモン「そもそも、秘密にしようなんて思ったことがない」

 ホリエモンは、「協業している相手がNGじゃない限り、僕は基本的に公開している。別に悩むことじゃないでしょ。みんなで作っていった方がいいに決まってる」と回答。

 「(秘密にしたいとか)全く思ったことないよ」とはっきり断言するホリエモン。むしろ彼の場合は話しすぎることの方が多く、共演者から後で注意を受けることも少なくないらしい。

 ホリエモンは、そんな自分を「面白いことを思いついたらすぐ誰かに話したくなるんだよね」と分析。Twitterやメルマガ、ホリエモンドットコム、そしてホリエモンチャンネルなど、常人からすると信じられない程の量を発信しているようにも思えるが、それを支えているのは「誰かに伝えたい」という強い欲求なのかもしれない。

ホリエモン「パクられるくらいの方がいいよね」

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 今回のゲストで「人狼ルーム@Shibuya」を運営している児玉健氏も、SNSで自分の情報をかなり発信している。彼は自分の活動を振り返って、「そもそも情報を発信していなかったら、いまここにはいなかったはず」と話す。

 彼が行っている人狼ルームも、「人狼」というゲームを児玉氏が愛しているからこそ始まった企画。しかし、ただゲームを好きなだけでは意味がない。

 ゲームへの愛や企画のアイデアを発信することで、共感してくれるファンやアイデアに意見をくれたり、実現のチャンスを与えてくれたりする人が現れるのだ。

 個人情報をSNSで発信するというと身バレやアイデアが盗まれることを心配する人が多いが、メリットもたくさんある。情報を発信しているからこそ同じ思いを持った人が見つかることもあり、1人では思いつけないようなアイデアを与えてもらえることもあるのだ。

 ホリエモンは「むしろパクられるくらいの方がちょうどいい」とまで言い切った。ホリエモンが宇宙事業やグルメ事業など様々なジャンルで活躍しているのも、普段から興味やアイデアをたくさんネットで発言しているからこそ可能なことのはず。

 1人で考えられることには限界があるが、多くの人と共有できれば可能性は無限に広がる。ホリエモンの言うように、パクられるくらいアイデアを発信すれば自分に新たな知見を与えてくれるつながりもできるのかもしれない。

 
 ホリエモンが情報の開示方針について語った「堀江貴文のQ&A vol.503〜情報は秘密にしない!?〜」。動画が見たい方はこちらからどうぞ!



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