1. ハーレーダビッドソンに栄光あれ。一世紀を超える歴史をファンと共に歩んできたその魅力とは

ハーレーダビッドソンに栄光あれ。一世紀を超える歴史をファンと共に歩んできたその魅力とは

出典:japanese.engadget.com

 日本の交通事故における死亡件数の約3割を占める二輪車(バイク)乗車中の事故。ほとんど全身無防備な状態で車に劣らない速度で走っているのだから、これは当たり前とも思える。

 それでもバイクの利用者数はとどまることを知らない。女性の中には、そんな危険を冒してバイクにのる男たちを、ただ「男は馬鹿だ」と片付けてしまう人もいる。確かに男は馬鹿だ。死の危険なんて二の次。馬鹿だと罵倒されようが、バイクに乗ってしまうのだ。

 そして、そんな馬鹿な男たちを一世紀に渡って熱狂させ続けてきたのが、「ハーレーダビッドソン(Harley-Davidson)」だ。20世紀前半という戦乱の時代に誕生したこのバイクは、何故にこんなにも男を惹きつけてきたのか。今回は、そんなハーレーダビッドソンの歴史を紐解きながら、その魅力に迫っていこう。

4人の青年の夢物語から始まった伝説「ハーレーダビッドソン」

出典:ja.wikipedia.org

 前述の通り、ハーレーダビッドソンの歴史は一世紀にも渡るので、その全てをここで語ることはできない。そこで、ハーレー・ダビッドソンにとってのターニングポイントとなった出来事だけを厳選してご紹介していこう。

 歴史において“始まり”というものは重要な意味を持つ。歴史の教科書で最もはじめに習うのが「人間の始まり」であるように、ハーレーダビッドソンというブランドを知る際にも、まずはこの始まりを知らなければ始まらない。
出典:harleyshovel.com

 この写真の4人こそが、まさにハーレーダビッドソンというブランドを立ち上げた青年達だ。1903年から始まる彼らの冒険は、それすなわち彼らの夢物語だった。最初に彼らが手がけたバイク・通称「ハーレーダビッドソン一号」は、自転車用のバイクエンジンの開発から始まり、自転車の設計までの全てを彼ら4人が手がけた完全ハンドメイドのバイクだった。

 そしてその4年後、彼ら4人はハーレーダビッドソンを会社として設立。本格的なモーターサイクルカンパニーとして歴史を走り出す。

レースバイクとしてのハーレーダビッドソン。

出典:www.harley-davidson.com

 それから約10年後。20世紀前半という戦乱の時代に、ハーレーダビッドソンはある伝説を打ち立てることになる。戦争が始まった1914年当初から、彼らはレース用バイクの開発を着々と進めていた。そして1916年、カンザス州の300マイルトラックレースにて、優勝を筆頭に7位まで6台のハーレーが入賞するという快挙を達成し、レースバイクとしても歴史に名を残すことになった。

映画『Easy Riders』から始まる第二章。

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 そして、時代は流れて戦後。30年代の世界恐慌や第二次世界対戦の波を受け、ハーレーダビッドソンの経営は必ずしも好調とは言えなかった。しかし、一つの映画を皮切りにハーレーダビッドソンの知名度、人気は急激に跳ね上がることになる。

 それが、1969年公開のアメリカ映画『Easy Riders』である。ハーレーダビッドソンに乗った自由な男たちが広大なアメリカ大陸を横断していく姿は、多くの男の心をつかんだ。そしてこれがハーレーにおける第二章の開幕だった。


 このように4人の男の夢物語と共に紡いできた長い歴史と培ってきた確かなブランドが、今も人々を惹きつけて止まない所以だろう。車もバイクも、その魅力は筆舌に尽くしがたいものがある。我々にできることは歴史を伝えていくこと。そして、それは後世の人間に対しても、である。ハーレーダビッドソンを愛し、その魅力を語り続けていく人間が、ハーレーダビッドソンのこれからを支えるのだろう。

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