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無名の温泉地が一気に九州トップの温泉街に!? ホリエモンが紹介する、ネット時代の宣伝手法とは

野口直希

2015/07/13(最終更新日:2015/07/13)


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 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。「堀江貴文のQ&A vol.501〜「シェアしたくなる」がポイント!?〜」では、ホリエモンが低予算でも簡単にできる、ネットを使った宣伝の方法を語った。

 今回取り上げた質問は、「ある地方の観光地をできるだけ低予算で活性化し­たいと思っています。その観光地は、温泉が有名で若者があまり住んでおらず、観光にも­年配の方しか来ません(温泉地ランキングとしては、全国20位以内に入っております­)。

 こういった地には、どのような施策が向いているのか教えていただきたいです。有名人を特別大使にするなど、新たに­企画を考えた方がいいのか? それとも今ある資源を再利用­した試みをする方がいいのか? 『老人』『さびれた』などがキーワードかなと­思っています。何か知恵をお貸しいただければ幸いです」という質問。

黒川温泉はどうして有名になった?

 ホリエモンは、「黒川温泉の取り組みが参考になるかな。今なら国内外の著名ブロガーに取材に来てもらうこと、そしてソーシャルで拡散できるようなアクティビティやビジュアルを作ること、それと出来れば一泊10万円を超えるような超高級旅館も作って欲しいね」と回答。

 黒川温泉は、熊本県の阿蘇山付近にある小さな温泉。以前は寂れたマイナーな場所だったが、最近では九州の中でも有数の温泉街になっている。

 黒川温泉が行った取り組みの中で一番インパクトが大きかったのが、入湯手形だ。これは宿に泊まった際にもらえるフリーパスのようなもので、一枚あればどの宿の温泉にも自由に入ることができる。

 こうした取り組みが徐々に口コミで広がり、黒川温泉の知名度は一気上昇した。こうした事例から、地域の活性化に必要な要素の1つは話題性だということが分かるはずだ。

ホリエモン「今はブロガーやYouTuberがかなり力を持っている!」

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 ところがホリエモンは、「黒川温泉のようなやり方じゃなくても、現代なら簡単に観光客を集めることができる!」と話す。その方法は、著名ブロガーに記事を書いてもらうことだ。

 現在、旅行を考えている多くの人はネットで情報収集をしている。そこで、観光地にスポットを当てたブログ記事を著名ブロガーに書いてもらえば、低予算でかなりの効果を期待できる。

 その際に大切なのは現地の生の感想だけでなく、見た人の記憶に残る強いインパクトだ。黒川温泉の入湯手形のように他にはない取り組みがあれば、ブログ記事がSNSなどを通して一気に拡散しやすくなる。その一例としてホリエモンは今回の回答で、超高級旅館をお勧めしている。

 昔なら観光地の情報を広める主な手段は雑誌やテレビだったが、今は情報収集のメインがネットに移行してきており、高い宣伝費がなくても簡単に情報を広めることができる。それでは一部の人にしか見てもらえないが、話題性を作ることで情報は一気に拡散し、より多くの人々にリーチできるというわけだ。

 届けたい客層が閲覧しそうな媒体と多くの人が好みそうな話題性さえあれば、予算がなくてもかなりの宣伝ができるはず。インターネットにおける情報の広がり方を想定して、どんな場所でどんな情報を発信すべきかを考えることが重要になりそうだ。


 ホリエモンがネット時代の宣伝手法を語った「堀江貴文のQ&A vol.501〜「シェアしたくなる」がポイント!?〜」。動画が見たい方はこちらからどうぞ!



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