1. 最高の関係を築くなら、相手をとにかく「ほめ」まくれ! 『コーチングのプロが教える「ほめる」技術』

最高の関係を築くなら、相手をとにかく「ほめ」まくれ! 『コーチングのプロが教える「ほめる」技術』

出典:www.flickr.com
 社会には、いくつかのチームが存在している。会社に入ってもいくつかのチームに分かれて仕事をするだろう。チームでの作業というのは、中々にうまくいかなかったりするものだ。

 その原因の一つに、「チーム内の人間関係」がある。人間関係が悪く、それが仕事にも支障をきたしてしまっているというものだ。では、チーム内の人間関係を向上させるために、何が必要なのか。

 今回紹介する本は、そんな「チーム内の人間関係」を改善する方法のひとつを提示してくれる。その名も『コーチングのプロが教える「ほめる」技術』だ。「ほめる」ことを学んでチームの機能を向上させようというのが狙いである。いくつか紹介しよう。

「なにがすごいのか」と合わせてほめる!

ほめることは技術です。何気なく人がほめられるかというと、そんなことはありません。相手をよく見て、相手が日々どんなことを思っているのかを洞察して、どんな言葉を投げかけられたいのかを熟慮して、初めて「ほめ言葉」は発せられるべきものです。

出典:鈴木義幸(2009)『コーチングのプロが教える「ほめる」技術』
 「ほめる」という行為を勘違いしている人がいる。「すごい!」や「よく頑張った!」というように、とりあえず肯定の言葉を投げかければ相手が喜ぶ、と考えている人たちだ。もちろんそれだけでもある程度はチームにとって効果はあるかもしれないが、さらにチームの機能を向上させる方法がある。

 それは、「なにがすごいのかを合わせて伝える」ということだ。とりわけ「相手がどういう言葉を欲しているのか」ということに着目して褒められるとなおいいだろう。これが出来るようになると、相手は自分の存在が認められているということを強く実感でき、チームに貢献したいという気持ちが今まで以上に強く働くようになる。

どうやって「ほめる」?

「私はあなたの存在をそこに認めている」ということを伝えるすべての行為、言葉が承認にあたります。それが英語ではアクノレッジメントなのです。

出典:鈴木義幸(2009)『コーチングのプロが教える「ほめる」技術』
 ほめるということはすなわち「相手を認める」ということである。相手のことを否定しつつほめることはできない。

 今度は、ほめ方という点に着目する。すると、多くの種類が存在していることがわかる。それらの種類を場面場面によって使い分けることが出来なければ、ほめる行為の真価が発揮できないだろう。具体的な例を紹介していく。

「言葉」でほめる

 これはもっとも単純な例である。相手に対して「ここがすごい」「これはあなたにしかできない」というように、言葉でほめるやり方である。もっとも単純であり、またもっとも直接的な表現である。前述のように「すごい!」だけではダメだ。

 「言葉」は直接的な表現であるため、一番内容が浸透しやすい。しかしその反面、「今のはウソだったんじゃないか」というような疑りを持たれやすいのに注意が必要だ。

「行為」で伝える

 こちらは、少し複雑な例となっている。「行為」でほめるのだ。具体的には、「仕事を任せる」などの行為がこれに該当する。

 あなたは「認めていない人」に対して仕事を任せられるだろうか。恐らくそんなことはないはずだ。それは、逆の立場からも同じことが言える。「仕事を任される」=「その人に認めてもらえてる」ということになるのだ。間接的ではあるが、この行為の真意が伝わった時のインパクトは、言葉で伝えたときよりもはるかに大きなものになるだろう。


 チームの雰囲気をもっと良くしたいと感じている人や、周囲のモチベーションの低下に気づいた人は、一度本書を読んで「ほめる」ことの重要さを実感してほしい。

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