1. 広告溢れる昨今、『ここらで広告コピーの本当の話をします。』 今だから言える、本当に売れる広告とは

広告溢れる昨今、『ここらで広告コピーの本当の話をします。』 今だから言える、本当に売れる広告とは

by conskeptical
 広告のコピーを創造する仕事、コピーライター。商品が売れるか売れないか、その大部分が広告コピーにかかっているといってもいい昨今、コピーライターの仕事は非常に重要なものとなってきている。

 『ここらで広告コピーの本当の話をします。』では、広告コピーの制作・立案などを行っているノープロブレム合同会社の代表・小霜和也が、現代の広告コピーがどのように「商品」と「顧客」を結んでいるのか、徹底的に解説している。

モノの“価値”とは、ヒトとの関係性で決まる

そもそも広告の役割とはなんぞや。
それは、
モノとヒトとの新しい関係を創ること
です。

出典:小霜和也(2014)『ここらで広告コピーの本当の話をします。』 
 モノには、様々な観方をすることで、様々な価値がつく。たとえば、目の前に水道水を出されたとして、我々はそれに価値を見出すことは難しい。なぜなら、水道水はありふれているもので、わざわざ対価を払うほどのものではないと感じているからだ。しかしこれが、砂漠の中だったらどうだろうか。水道水であれ何であれ、水としての価値が非常に高くなる。お金さえあれば、いくら払ってでも欲しいものになるだろう。

 このようにして、ヒトとの関係性が変わることによって、モノの価値というのは様々な形で上下する。その価値をできるだけ高いところに持っていく役割を果たしているのが「広告」なのだ。広告を通じて、そのモノに対して最大限価値を感じてくれる人との関係を築く。そうすることで、モノの価値を最大限発揮させることができる。

“カテゴリー”のコピーは成立しない

“カテゴリー”でコピーを書いてしまうと、見た目「それっぽい」だけの中身の無いものにしかなりません。広告コピーとして成立していないのです。

出典:小霜和也(2014)『ここらで広告コピーの本当の話をします。』
 ある水を売るときに「すっきりした味わい!」と宣伝しても、中々購入してくれる人は表れないだろう。なぜなら、水とは大抵「すっきりしている」からだ。

 このように、水という「カテゴリー」全体に言えることを宣伝したところで、結果は表れない。その水が「なぜ」すっきりしているのか、「どのように」すっきりしているのかなどを考え、その水特有の何かを見つけ出さなければならない。そして、その特徴を前面に押し出したキャッチコピーを創らなければ、市場で生き残ることはできない。

クリエイティブはワンチャンス!

 広告業界では、一度目で結果を出せなければ次の仕事は舞い込んでこないという。新人だから許されるというものでもない。一度広告として表に出れば、それが新人であるかどうかなど、関係なくなるからだ。

 この話は、何も広告業界に限った話ではない。恐らく、全ての業界に通ずるものがあるだろう。一つの仕事に対して、中途半端な状態でのアウトプットは悪である。最低でも次回に繋がるような仕事をしなければ、その顧客との次回はない。


 広告コピーと一言で言っても、自分のPRも大きくとらえれば広告コピーの一種である。自分をどう売り出していけばわからない人にとっても、本書は道しるべを提示してくれることだろう。


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