1. 上司と有給にお悩みの方へ。『めんどうな人を サラリとかわし テキトーにつき合う 55の方法』

上司と有給にお悩みの方へ。『めんどうな人を サラリとかわし テキトーにつき合う 55の方法』

by Thomas Leuthard
 

素直な反応を続けていると、ときに非効率な事態が起きる。過去の成功パターンが通じない相手が出てきたときだ。そんなとき、あなたは思う。「めんどうな人だ」と。

出典:石井琢磨(2015)『めんどうな人を サラリとかわし テキトーにつき合う 55の方法』
 世の中には、めんどうな人がいる。会社の上司、先輩、あるいは同期がそうかもしれない。めんどうな人はいろいろなタイミングでやってくる。時にかわし、時に対応を迫られる。めんどうな人と関わるのは、実にめんどうなことだ。

 本書『めんどうな人を サラリとかわし テキトーにつき合う 55の方法』では、そんな「めんどうな人」に対して、どのように対応すればよいかが55個の非常に細かい例を挙げて紹介されている。

「イヤミな上司」への対処法

 有給休暇の取得は、会社によってはなかなか大変である。冗談なのか本気なのかはともかく、上司が「こんな忙しい時期に休むの?」とイヤミを言ってくることはもはや恒例と言ってもいい。そして、それに対して「すみません、撤回します」と言ってしまう人もいるだろう。

 当然だが、有給休暇の申請は特に妨げられる理由はない。というより、事業の正常な運営が出来なくなる場合を除き、基本的に妨げられてはならない。上司に有給休暇を制限する権利はないのだ。労働者の真っ当な権利である有給休暇に対するイヤミには、堂々と「ハイ、休みます」と宣言しよう。

「無意味なルール」への対処法

うちはこういうルールなんだ。
こういわれたとき、フツーの人の反応は「そっか、じゃあ仕方ないですね」。
上級者は、「そのルール変えられないですか?」。
達人なら、「なんのためのルールですか?」。

出典:石井琢磨(2015)『めんどうな人を サラリとかわし テキトーにつき合う 55の方法』
 ほぼ全ての会社に、独自のルールのようなものが存在している。そして時にそれは、古いやり方であったり、無駄な作業であったりと無意味なものだ。

 この「無意味なルール」に対して、ルールだから仕方ないと肩を落とすだけでは、仕事の効率化というものは図りようがない。ルールひとつひとつに込められた意味をしっかりとくみ取りながら、必要ないルールに対してしっかりと意見を言えるようになろう。そして、既存のルールにとって代われる新しいルールも提案できるとなおよいだろう。

「多数派意見を押し付けてくる人」への対処法

 会議などの場所で意見をぶつけ合うとき、多数派の意見を押し通そうとする人がいる。このタイプの人は、「みなさん」という単語を使い、暗に「多数派意見に流されてくれ」と述べてくる。

 このシチュエーションで、「みなさんがそうなら」と自分の意見を変えることは非常に簡単だ。それを行った瞬間、会議はスムーズに進み、全員の意思がまとまった「気がする」からだ。しかし、それでは自分が会議に参加していた意味がない。まずは、その「みなさん」が本当にその意見に同意しているのか、そしてどのような判断軸を以て同意しているのか、さらには自分の意見にはなぜ同意できないのかを聞いてみる。他人の意見に流されず、自分の意見をしっかりと持って臨むことが大切だ。

 このように、本書では極めて具体的な例を挙げて対処法を説明している。それだけでなく、挿絵も含めてコミカルに例が描かれているところも魅力の一つだ。もし「めんどうな人」の対処に困っている場合は、本書を読んで対処法をマスターしてほしい。


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