1. 今の仕事が楽しくない、今すぐ辞めたい全ての人へ。『仕事の悩みを自信に変えるドラッカーの言葉』

今の仕事が楽しくない、今すぐ辞めたい全ての人へ。『仕事の悩みを自信に変えるドラッカーの言葉』

出典:www.greatarchaeology.com
 仕事に打ち込んでいけばいくほど、仕事に対する悩みというものは増えていく。上司が理不尽な要求をする、自分がなぜこの仕事をしているのか意味が見いだせなくなる――悩みの種は尽きることがない。

 そんな悩めるビジネスマンに、経営学の父とも称されているピーター・F・ドラッカーの名言を述べているのが本書『仕事の悩みを自信に変えるドラッカーの言葉』だ。本書では、具体的な事例をもとに、仕事上で起こる悩みとの向き合い方を21ポイントにわたって紹介している。

仕事の「向き・不向き」は関係ない

 就職活動を頑張って、自分が目指していた業界に就くことが出来たという人は少ない。加えて、目指していた業界に入ったからといって、自分が想像していた仕事が出来ているという人はさらに少ないだろう。多くの人は、自分がやりたいと思っていた仕事と、今やっている仕事というのは「ズレている」。そして、多くの人は「この仕事は自分には向いていない」と思うようになり、仕事における自信がどんどんなくなっていく。

 そんな人に対し、ドラッカーは「最初の仕事はくじ引きである。最初から適した仕事につく確率は高くない。しかも、得るべきところを知り、自分に向いた仕事に移れるようになるには数年を要する」と述べている。自分に向いた仕事に就ける確率など、元から非常に低いのだ。今やっている仕事が、自分に向いているかいないかなど、考えても仕方ないのである。向いていないと考えるのではなく、自分の仕事が社会に貢献していると感じることで、仕事に対して自信をつけていこう。

コミュニケーションは「情報の伝達」だけではない

 コミュニケーションを取るとき、淡々と情報だけを「伝える」ような話し方にはなっていないだろうか。こちらから一方向に、相手に対して話し続けるような状態である。

 ドラッカーは、コミュニケーションには4原則が存在していると述べている。「知覚であり、期待であり、要求であり、情報ではない」ということだ。コミュニケーションを知覚している他者が存在し、話し手が何を期待しているかということを受け手が理解していなければ、コミュニケーションは成立しない。また、情報の共有だけではコミュニケーションは成立しない。コミュニケーションを行う際には、必ず話し手と受け手の「感情」が少なからず入ってきてしまうからである。コミュニケーションを「情報の伝達」という無機質なものとして捉えずに、「人と人との間で発生するやりとり」として人間味のあるものを行う必要がある。

 仕事を進めていくうえで、自分の今の仕事が「向いていない」と感じたり、他者とのコミュニケーションで軋轢が生じたりすることは、避けて通ることが出来ない。そんな場面に遭遇し、どうすればいいのかわからなくなったら、この本を読んでもう一度、同じ悩みを自らに問い直してほしい。

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