1. 「やるからには右肩上がりで面白い方向を目指せ!」Yahoo!小澤氏が語る、キャリアプランの決め方

「やるからには右肩上がりで面白い方向を目指せ!」Yahoo!小澤氏が語る、キャリアプランの決め方

 
 働き方の改革や働く意義の変化が、最近多くのビジネスマンに起きている。ビジネスで世界を変え、新しい仕事を生み出すためにはどうすればよいのだろうか。

 「じゃらん」、「受験サプリ」など、リクルートを代表するサービスを手がける冨塚優氏、肌研(ハダラボ)やメンソレータムなどのスキンケア商品の海外進出を手がけ、新たな事業領域への挑戦を続ける山田邦雄氏、Yahoo!ショッピングカンパニー長としてEC革命を推進すると共に、YJ!キャピタル代表として革新的なベンチャー企業への投資を行なう小澤隆生氏が、仕事を通じて社会を変革し、成長を実現するためのキャリアの描き方を議論した学生向けイベントである「G1カレッジ2014」。今回はその内容のダイジェスト版から、特に大切な部分をまとめたものをお送りする。

*グロービス知見録は毎週更新いたします。「グロービス知見録」アプリでは今回の動画を含むグロービスのナレッジライブラリが無料で閲覧可能です。

スピーカー

株式会社リクルートマーケティングパートナーズ 代表取締役社長
冨塚 優 氏

ヤフー株式会社 執行役員 ショッピングカンパニー長
YJキャピタル株式会社 代表取締役
小澤 隆生 氏

ロート製薬株式会社 代表取締役会長 兼 CEO
山田 邦雄 氏

モデレーター

セイノーホールディングス株式会社 取締役社長
田口 義隆 氏

変革を生み出すためにはまず自分から変わらなければならない

冨塚:1人ひとりが今日の自分より明日の自分、未来の自分がより成長していないと、事業や会社が成長していかないという中で、いかに自分自身を変えることができるのかということを、部下や自分自身に問いかけることを繰り返して事業や会社を運営しています。

 リクルートの運営方針についてこう語った冨塚優氏は、社会に変革を起こすためには、まず自分、そして自分の置かれている環境を良く知り、自分を含めて変革していかなければならないと強調する。

冨塚:個人の生活がすごく充実していないとビジネスにも返ってこないです。特に私たちは消費者にまつわるサービスをやってますから、自分の生活が充実してるという感じがしないと商売に持ってこれない。時間をどうやって使うのかを自分自身でしっかりと決めて、タイムマネジメントをすることが僕はすごく重要じゃないかなと思います。

 ビジネスマンの多くは、ビジネスに注力するがあまり、自分の生活をないがしろにしてしまいがちではないだろうか? しかし、それではビジネスにも悪影響が出てしまう。ワークライフバランスという言葉もあるが、ビジネスの合間に自分の時間を持てるようにタイムマネジメントをすることが重要なのだ。

冨塚:グローバルとITは間違いなくこれからは必須じゃないですか。そうなったときに、日本のことをちゃんと知ることがすごく重要だと思います。「日本」と一言で言ってもいろいろあるわけで、ジャパンコンテンツを皆さんの口でどれだけ海外に向けてリアリティを持って語ることができるのかが重要になります。

 ビジネスの世界に入ると「リアリティ」という言葉がとても重要です。本当にリアリティ持って語っているということも重要ですね。自分の見聞きしたものを自分の意見として語れるかどうかということ。これは日本の中だろうと、グローバルな世界だろうと、すごくベースになる力だと思います。

 グローバル化が進む社会では、どうしても外向きの目線ばかりを持ってしまいがちであるが、日本として海外に進出するのであれば、日本をもっとよく知ることが重要だと冨塚氏は主張する。

 また、インターネットなどで集めた情報ではなく、リアリティがある生身の情報をいかに国内・国外問わず発信することができるのかは、今後のビジネスマンのスキルとして大切になりそうだ。

ビジネスをやるなら右肩上がりで面白い方向性に進むべき

小澤:僕が作った会社は毎日50人から100人ぐらいの人から「小澤さんの作ったサービスは素晴らしい。ありがとう」って言われるんです。これが中毒になってしまった。

 ありがとうと言われてお金がもらえて、これはもう最高だと。やっぱり仕事をやるからには、ありがとうと言ってもらえて気持ちよくお金を払ってもらえるようなビジネスをやろうと。

 Yahoo!でショッピング部門や投資を行う小澤隆生氏は、自分の起業経験とともにビジネスをする前の心得を語った。

小澤:僕がビジネスを作っていくときに必ずやっていることが1つある。右肩上がりの業界で自分の会社を作ることです。なぜなら右肩下がりのところでやったら相当実力がないとダメですから。ゴールドラッシュってありましたよね? 金山を掘り出したところに参入するのが一番良くて、掘りきった後に来た人のほうがきつい。

 ビジネスを興すのであれば、重要なことは社会や世界が求めていることをやることではないだろうか? 小澤氏の言うように、右肩上がりの業界は世界から求められている部分も大きく、ビジネスをするのであれば、これから伸びる分野を選ぶというのも納得できる話だ。

小澤:迷ったらとにかく面白い方。人が聞いたらこれは絶対おもしろいだろうという方向を選ぶべきです。なかなかそうじゃないと楽天からヤフーには行けないでしょう。

 キャリアプランで迷ったら面白い方向を選べと小澤氏は力説していたが、実際のところ、方向性や進路で迷うことがあっても重要なのは、後になって後悔しないかどうかではないだろうか。そういった意味で、自分が心から楽しめるような面白い方向性を見つけて進むのは正しい選択肢と言えるだろう。


 ビジネスの最前線で活躍し続ける三者が、ビジネスマンとしてどのような心得を持てばいいのか語った「G1カレッジ2014」。詳しい内容はGLOBIS知見録で見ることが可能だ。気になった人はぜひダウンロードしてみてほしい。

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