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重圧に負けない「頼られる」人になる 強い心を育てる「7つの技術」――『「レジリエンス」の鍛え方』

Yasutaka Nagataki

2015/05/07(最終更新日:2015/05/07)


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重圧に負けない「頼られる」人になる 強い心を育てる「7つの技術」――『「レジリエンス」の鍛え方』 1番目の画像
出典:www.portalsmag.com

 社会に出てみると、細かいことでストレスが何かと溜まりやすくなっていることに気づく。現代社会において、ストレスが完全に存在しない状態を作り出すというのは無理に等しい。

 そんな生きにくい世の中へ、『「レジリエンス」の鍛え方』を紹介する。レジリエンスとは、ストレスなどの「心労」に対する心の「耐久度」のようなものだ。具体的にどのようにして、ストレスに「負けない」心を養っていくのか、今回はその具体的な方法をいくつか交えていく。

失敗に「支配」されない

 人は誰しも、物の大小にかかわらず失敗をすることがある。その原因も自分で何とかできるものもあれば、どうしようもないものもある。しかし、多くの人は原因が自分にあろうとなかろうと落ち込んでしまう。

 落ち込むというのは仕方のないことだ。むしろ、失敗をしたのにも関わらずヘラヘラとしているようでは、社会からの信用は得られない。しかし、これが何回も続くと、「学習性無力感」に苛まれることとなる。失敗に「支配」され、なにもする気が起きなくなってしまうという状態だ。このような事態を避けるためには、落ち込んだ状態から速やかに脱することが求められる。具体的な回復方法に関しては、次で説明しよう。

過去の「這い上がり」を見直す

 過去に、「自分は今人生のどん底にいる」と感じた経験はないだろうか。おそらく、ほぼすべての人がかつて「人生のどん底」を味わったことがあるだろう。しかし、今こうして記事を読んでいるということは、そのどん底から這い上がってきたということの証明になる。

 本書では、そんな「這い上がる」経験を細かく分析し、自分が這い上がることが出来たのは何がきっかけだったのか、周りにあった支えは何だったのか、這い上がるとともに自分の感情はどう変化していったかなどを確認することを大事にしている。この分析を通じ、次にまた同じようにどん底へ陥った時に、より短いスパンで「這い上がれる」ようになるからだ。

 今回は1例のみの紹介となったが、この本に「レジリエンス」を強化する方法は7つ紹介されている。もし自分の心の弱さに問題意識を感じているならば、この本を読んで最強の「レジリエンス」を育てていってほしい。



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