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最近話題の「ミニマルな暮らし」。シンプルに生活するミニマリストは仕事もデキる

Haruka Sato

2015/04/24(最終更新日:2015/04/24)


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by Nisa Yeh

 最近耳にすることの多い「ミニマルな暮らし」という言葉。その響きや生活の様子から、なんとなく「お洒落なライフスタイル」という印象を持っている方も多いのではないだろうか。

 しかし、これだけ流行したのにはワケがある。「ミニマルな暮らし」は単にお洒落なだけでなく、ビジネスの場面で通じる要素を持ち合わせているのだ

 今回は、ミニマルな暮らしを実行する「ミニマリスト」と、「デキるビジネスパーソン」の共通点を探っていこう。

ミニマルな暮らしとは?

 ミニマル(minimal)とは「最小限の」という意味の言葉だ。そのため、「ミニマルな暮らし」は、最小限のモノで、シンプルな生活を送ることを指す。

 だが、決して持ち物を少なくするのが目的というわけではない。『minimalism〜30歳からはじめるミニマル・ライフ』という書籍では、ミニマリズム(最小限主義)について、以下のように述べられている。

「ミニマリズムとは、幸せと満足感と自由を見つけ出す目的で、人生において本当に大切なものだけにフォーカスするために、不必要な過剰物を取り除くためのツールである」

出典:ジョシュア・フィールズ・ミルバーン,ライアン・ニコデマス(2014)『minimalism 〜30歳からはじめるミニマル・ライフ』

 この言葉からは、ミニマリストが「自分にとって本当に大切なもの」に集中することを目的とし、その達成のための手段として最小限のモノで生活することを選んだということがわかるだろう。

ミニマリストとデキる人の共通点

 そんな生活を送るミニマリストと、デキるビジネスパーソンにはいくつかの共通点がある。ここでは、2つの例を挙げてみよう。

取捨選択ができる

 働く中で、全てが自分の希望通りに進むことはほとんどないと言っていいだろう。そのとき必要になるのが取捨選択だ。

 取捨選択の際には、現状と自分の願望、上司や部下の望んでいることなど、様々な要素を把握し、今は何を重視すべきなのかを判断しなければならない。

 「今、大切なことは何なのか」について日々考えているミニマリストは、本当に必要なことを見極め選び取る、取捨選択のプロだとも言える。

常識に捉われない

 ミニマリストの中には、インターネットを解約したり、時計すら所持していなかったりと、現代社会において「持っているのが当然」とされるものを持たない人たちがいる。

 彼らがそのような思い切った行動に出ることができるのは、常識に捉われず、「本当にこれは必要なのか?」という問いを自分に投げかけたからだろう。
 
 ビジネスにおいても、「当然だと思われているものを見直す」という行為から新たな発想が生まれ、大きなイノベーションが生まれることは多々ある。ミニマリストの考え方には、見習うべきものがありそうだ。


 「ミニマルな暮らし」の本質は、大切なものを見極めるための思考法にある。彼らを参考に、自身の生活だけでなく、働き方や思考法についても見直してみてはいかがだろうか。



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