1. 「きっとこうだったはず」を伝えていませんか? 効果的なフィードバックに推測はいらない。

「きっとこうだったはず」を伝えていませんか? 効果的なフィードバックに推測はいらない。

by Klearchos Kapoutsis

 人と共に仕事をするのであれば、誰もが経験する「フィードバック」。

 フィードバックをされる中で、「自分の意図が理解されていない」「そのアドバイスではどう改善すべきかわからない」など、どこかモヤモヤした気持ちになった経験のある方は多いのではないだろうか。

 的確なフィードバックさえ行われれば、モチベーションは保たれ、不足している部分を補うために努力しやすくなるということは皆さんもご存知の通りだ。

 今回は、「フィードバックする側」が押さえておきたい2つのポイントをお教えしよう。

フィードバックとは?

 フィードバックとは、相手の状態をこちらがどのように認識し、評価しているのかを伝える行為のことだ。これをこまめにしていれば、今後問題となりそうな行動を早期に発見・指摘することができ、大事になるのを未然に防ぐことができる。

 また、フィードバックをすることで「日頃から自分のことを見てくれている」という安心感も与えられるため、相手がのびのびと働きやすくなることも多い。

 フィードバックの対象は部下や取引先など様々だが、目的のために力を合わせて活動する「協働」が意識されつつある今日において、欠かせないスキルと言っていいだろう。

必要なのは「事実」と「具体性」

 フィードバックをする上で押さえておきたい2つのポイント、それは「事実」に基づくことと「具体的」に伝えることだ。当然のことだと思われるかもしれないが、この2つができていない人は意外に多い。

フィードバックに推測を入れるな

 「フィードバックをすることで、相手のモチベーションを高めたい」と思っている人がしがちなミスが、「相手の行動を推測して褒めること」

 確かに、修正すべき点ばかりでなく、よくできている点を褒めることはモチベーションアップに有効だ。しかし、推測は当然外れることもある。

 推測が外れていた場合、自分がしていないことを褒められてもいい気はしない。それどころか、「この人は仕事を任せた相手に関心がないんだな」とマイナスの印象を持たれてしまう可能性がある。

 相手の仕事ぶりを自分の目で確認し、賞賛も指摘も事実に基づいて行うべきだ

指摘をするときは具体的に

 もう1つのポイント、「具体的に」は、主に指摘をするときに心がけたいことだ。

 相手が指摘された内容をきちんと理解するためには、どこがどのように問題があるのか、それを改善するためには何が必要なのかについて、具体的に説明するよう意識しなければならない。

 「このくらい伝えればわかってくれるだろう」という考えは捨て、相手もわかる言葉で具体的に伝えることが必要だ。

 このとき、自分の中でビジョンが掴みきれていないことについては上手く言葉にすることができない。丁寧にフィードバックをすることは、相手を育てるだけでなく、自分の目的を再確認することにも繋がるはずだ。


 効果的なフィードバックを心がけることは、相手だけでなく自分にもメリットをもたらす。紹介した2つのポイントを押さえ、ビジネスマンとしてのさらなるレベルアップを図ってはいかがだろうか。

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