1. “働くこと”ってなんだっけ? 迷ったら働き方をめぐる旅に出かけよう 『自分の仕事をつくる』

“働くこと”ってなんだっけ? 迷ったら働き方をめぐる旅に出かけよう 『自分の仕事をつくる』

by Ania Mendrek

 「仕事とは何か。」これは恐らく多くのビジネスマンが追い求める答えのない疑問の1つだろう。自分にとって仕事とは何かを考えることで、自分らしい仕事ができ、また自分なりの哲学も生まれるものだ。

 今回紹介する本は、プランニング・ディレクターであり、自称「働き方研究家」でもある、西村佳哲氏の著書『自分の仕事をつくる』。各地の働き方にこだわりを持っている人を追った、西村氏の旅に同行してみよう。

仕事にこだわりのある人は独自の働き方を持っている

出典:www.lifeofpix.com

 西村氏はこの『自分も仕事をつくる』の中で、デザイナーやクリエイターを中心とした多くの“仕事をする人”を訪ね、インタビューをしている。

 その中でわかることは、仕事にこだわりを持っている人は、働き方にも独自のこだわりを持っているということ。例えば、日本を代表するインダストリアルデザイナーとして知られた柳宗理氏は、デザインをするとき、図面を描かず、スケッチをすることもまれだそうだ。

 仕事に哲学を持ち、それにこだわりを持ち続けることが仕事の価値を生み、独創性を生かした仕事ができるようになる方法だと言えるだろう。

「自分の仕事をつくる」ことの大切さ

 西村氏は、このインタビューの途中で、素晴らしい働き方をしている人々に共通する特徴を見つけた。

彼らはどんな仕事でも、必ず「自分の仕事」にしていた。仕事とその人の関係性が、世の中の多くのワーカー、特にサラリーマンのそれと異なるのだ。

出典:西村佳哲(2009)『自分の仕事をつくる』

 多くのビジネスマンは会社に属して働いているが、それゆえ自分の仕事に自分自身で責任を持つことは少ないように思える。クリエイターやデザイナーが良いデザインをする、つまりよい働き方をするのは、この本のタイトルにもある通り、『自分の仕事をつくる』ことができているからではないだろうか。

 『自分の仕事をつくる』ためには、自分の仕事に誇りを持ち、自分自身の仕事に責任をもって取り組むことが重要になる。自分の存在を自分の仕事によって表現すること、それが働き方の設計へと繋がるのだ。


 会社の上下関係や単調な仕事を繰り返していると、どうしても近視的になってしまい、自分らしい働き方を作り出すことはできない。『自分の仕事をつくる』を読むことで、自分の仕事観や、仕事をしている意義について一度考えてみてはどうだろうか。


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