1. 名門大学から学ぶ、世界に通用する文章作成術。 『シカゴ・スタイルに学ぶ論理的に考え、書く技術』

名門大学から学ぶ、世界に通用する文章作成術。 『シカゴ・スタイルに学ぶ論理的に考え、書く技術』

by ♥ jules

 書くという作業は、仕事をしているのであれば一生行わなければならない行為の1つだ。ライティングスキルとして、論理的な文章構成で文章を書くことができれば、プレゼンや企画書など、多くのビジネスシーンで活躍するスキルとなるだろう。

 今回紹介する『シカゴ・スタイルに学ぶ論理的に考え、書く技術』は論文作成の指導を行う予備校を運営する、吉岡友治氏によって書かれた、論理的な文章を書くための手法の指南書。名門シカゴ大学で用いられる文章作成の手法のエッセンスが込められている。

 ここでは、この本から、相手にハッキリと伝わる文章作成術の一部を紹介していこう。

世界標準の文章作成術、シカゴ・スタイル

 シカゴ・スタイルとは、アメリカのバラク・オバマ大統領をOBに持つ、アメリカの名門、シカゴ大学で生まれたロジカル・ライティングの手法だ。シカゴ・スタイルは100年以上前より論理的文章のスタイルとして世界中で参考とされている。

 本書では、シカゴ・スタイルの中から、日本人の文章作成にも役立つであろう20個のメソッドを紹介している。以下にいくつかのメソッドを紹介していこう。

説明をしっかりと書くことで、読者が納得する文章に

 筆者によると、文章の基本となる文章構成は、理由・説明・根拠と、大きく分けて3つあるそうだ。特に重要となるのが説明の部分。説明が十分になされていない文章は相手を説得することはできない。

 うまく説明をするためには、理由から説明を考えることが重要になる。説明を細かく分解し、プロセスを含めて話すことによって、説明として成り立つ。

 下手な文章や論理構成にありがちなのが、理由を示した後、すぐに例示やデータを示して根拠に移ってしまうことではないだろうか? 話が飛躍していると感じられ、なかなか納得させることは難しいので、しっかりとプロセスを含めて文章を構成するといいかもしれない。

一番重要なことは一番最初に書く

 伝わりやすい文章を書くために重要なのは、読者が読みやすい文書を書くことだ。そのためには、一番重要なことは一番最初に書くことが好ましい。

 読者の知っている情報や、言いたいことを最初に述べ、後に細かい情報を補充していく形を取ることで、自然と分かりやすい文章になる。そして、最後の情報を次の段落や章の最初に持ってくることで、文章全体の論理構成が整う。

 結論は最後までとっておこうと考えると文章は冗長になりがちだ。ロジカルで端的な文章を目指すのであれば、結論をシンプルに言い切って情報を補完する方がスッキリとわかりやすい文章になるだろう。


 洗練された文章を書くためには、良い文章とはどのようなものか知っていることが重要だと言える。良い文章を論理的に説明している『シカゴ・スタイルに学ぶ論理的に考え、書く技術』は、文章力を鍛えたいというビジネスマンにオススメの一冊だ。


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