1. 企業トップと直接ディスカッションも。働きながら成長企業の経営・事業に携わる方法

企業トップと直接ディスカッションも。働きながら成長企業の経営・事業に携わる方法

(今回取材に応じてくださったLiB社PR担当の武井氏と松本代表)

 成長著しい企業のトップと直接ディスカッションが出来ることなど、そう多くはない。いや、無かった、今までは。昨年9月リクルートキャリアがスタートさせた「サンカク」が、その夢のような話を現実にし、経営マインドを高めたいビジネスパーソンから注目を集めている。

 4記事連載の最後を締めくくる今回は、サンカクを利用している株式会社LiBにお伺いし、松本代表とPR担当の武井氏に話を伺った。






誰にでも成長企業の代表と直接会って話せるチャンスが

 サンカクは、仕事を辞めずに成長企業のプロジェクトに参加できるチャンスを提供するサービスだ。事業戦略や新サービスについての意見を求める企業側と、働きながら他企業の経営を覗いてみたい、プロジェクトに参加したいという経営マインドを持つビジネスパーソンを繋いでいる。

 なによりの魅力は、ディスカッションパートナーとして、成長企業の経営者や事業部長クラスの人と直接会って、経営や事業に関するディスカッションができたり、人脈を広げることができる点だ。

 実際にサンカクでディスカッションパートナーを募集している株式会社LiBの松本洋介代表も、「サンカクに登録しているベンチャー企業の代表や事業部長がディスカッションに参加しているケースが多いと思います。僕らを含めベンチャーの人間は、良い出会いがありそうな所には自ら積極的に動きます。それはディスカッションパートナー側からみると、実際に事業を作っている責任者と直接会ってディスカッションが出来るチャンスということですよね。」と、パートナー側の利点を語る。


 LiBにも多くの方からコンタクトがあり、約10人と会ったそうだ。「我々の事業内容はキャリア女性に特化した会員制転職サービスですが、お会いする人は関連業界とは限りません。Facebookやサンカクのプロフィールを見て面白いと思った人とは、積極的に会うようにしています。」

利害関係なしのクロストークが企業側の財産に


 サンカクの利用でどんな成果が得られているのかも聞いてみた。

 「ディスカッションパートナーに求めるものは、ヒントと化学反応。お互いバックグラウンドが違いますし、社外に出せる限られた情報のなかだけでディスカッションを行うので、いきなり経営に深く突っ込んでいただくのは難しいかもしれませんが、業界や職種を超えたクロストークのなかからヒントを得られることはあります。人との出会いからは新しい世界が生まれ、時に化学反応がおきます。成長に新しい出会いは欠かせない要素。サンカクは、なんの利害関係もないビジネスパーソンと出会えるところが当社にとってメリットです。」

 オンタイムで話す社外の人は、取引先、お客様など、何かしら利害関係があるものだ。利害関係は時にフラットな意見交換の妨げになるが、サンカクなら全く接点のないビジネスパーソンと出会え、利害関係のない率直な意見が聞ける。

 最近では、PR担当の武井梨名氏が窓口となり、自社サービスのPRについて情報提供してくれるディスカッションパートナーを募集、こちらも有益な情報が得られ、PR活動に役立っているという。

 さらに、ディスカッションパートナーのスキルと人柄次第では、採用に発展することもあるという。

 「サンカクで出会った人は、現時点では転職の意向が無い、もしくは薄い、転職潜在層。今の職場で活躍していたり、業績に合う対価を得ている非常に良い状態の人だったりで、転職サイトから応募して下さる人達とはまた違う面があります。この層は、転職サイトではなかなか出会えない。優秀な人材の発掘、採用にも繋がる可能性があるサンカクは、企業にとって有難いサービスです。」

 最後に松本氏から、未来のディスカッションパートナーにメッセージをいただいた。「仕事への責任感が強く事業運営の難しさを知っている人ほど、サンカクしたくても、自分のスキルで大丈夫なのか、簡単に経営に口出ししてもいいのかなどと不安になると思いますが、あまり重責を感じないで気軽にコンタクトしてきて下さい。皆さんとは利害関係を超え、業種や職種を超えたクロストークを行って、よい化学反応が起こせれば良いなと考えています。将来的に転職を検討している人の腕試しも歓迎ですよ。また、プロフィールを丁寧に書き、何をやっていて、何が出来るのか分かるようにすると、ディスカッションパートナーに選ばれやすくなると思います。」 

 松本氏の言葉からも、どんな情報にも常にアンテナを立て、自らも動いて積極的に取り入れる行動力を感じた。皆さんも是非、勢いあるベンチャー企業の代表と直接ディスカッションできるチャンスを手にして欲しい。






 (取材・文/ 力武亜矢)

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