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「情熱」や「自分にぴったりの仕事」なんて求めるな。理想の仕事に就くために、今すべき唯一のこと\

Haruka Sato

2018/08/31(最終更新日:2018/08/31)


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by betsyweber

 「これが本当に自分のやりたい仕事なのだろうか」

 そんな疑問を抱えながら働いていないだろうか? 自分の仕事に対する不満と向き合ったとき、「情熱を持って働く」「自分の本当にしたいことをする」などの言葉が心に浮かび、転職を考える人もいるのでは。

 たしかに、「情熱」や「やりたいことをやる」といった言葉は魅力的だ。しかし、それを求めて転職した先に、自分の理想の仕事は本当にあるのだろうか?

情熱や目標は後から生まれる

 オンラインショップ「CD Baby」の創業者であり、TEDなどで数々の名スピーチを残しているデレク・シヴァーズ氏は、転職を考えている人に対し、「情熱を追いかける、心の声を聞くということは、一旦忘れたほうがいい」と言っている。

 「まだやりたいことがわからない」「自分にはもっとやるべき仕事があるはずだ」などの考えを持っている人の特徴として、まるで「やりたいこと」がどこかから降ってくるものであるかのように感じているということがある。

 しかし、シヴァーズ氏によれば、本当の情熱や目的とは、自分の成長と、そこで得た経験から生まれるものであるとのこと。「ここではないどこかに自分がもっと輝ける場所があるのでは……」という考えは捨て、まずは今の仕事をマスターするように注力し、良い結果を出すこと。それこそが本当の情熱や目的、理想的なキャリアを見つける方法だということだ。

理想的な仕事は、スキルの見返りとして得られる

 ここで、「理想的な仕事」についても考えてみよう。多くの人が理想とする仕事には、以下のような要素が含まれているのではないだろうか。

  • 高収入である
  • 成長の機会がある
  • ある程度自分の裁量で決めることができる
  • ポジティブな気持ちになれる

 このような仕事に就くためには、相応のスキルや価値が自分に蓄積されていることが必要となる。情熱や自分の目的意識のみに捕われて転職活動を進めると、自分の興味に合致した仕事があったとしても、スキルが足りず活躍できないといったことも予想されるだろう。

まずは、今の仕事に熟達すること

 では、具体的に今すべきこととは何か。それは、新たな道の模索中であっても、現在の仕事を怠らず、地道にレベルアップすることだ

 存在するかわからない「自分にぴったりな仕事」を追い求めるよりも、その間に何か一つのことを習得し自分の能力を高めた方が、実際に転職する際も有利に働くはず。

 また、仕事で積んだ知識や経験、人脈や評価は「キャリア資産」となって自分に残るとシヴァーズ氏は言う。働く場所が変わっても、やり方次第でこのキャリア資産を活かすことはできるだろう。

 なんとなく心に響く「情熱」や「やりたいこと」に気を取られていたら、いつの間にか自分の理想とするキャリアからは遠く離れてしまっていた……。そんな事態を防ぐためにも、ひとまず「今の仕事で新たなスキルを獲得できた」と言えるレベルに到達できているか、振り返ってみてはいかがだろう?


どうしても今の仕事に向き合えないなら「別の選択肢」を考えてみる

 仕事に情熱を持てない人に対して、「まずは今の仕事に向き合ってみる」という解決法を提示したが、それでも今の仕事にどうしても向き合えない……という人もいるだろう。

 マイナスな気持ちを持ったまま働いていても、資産になるスキルや経験は身につかない。

 我慢して嫌な仕事をこなすことで心と身体を壊してしまう前に、新しい環境で働くという選択をするのもいいだろう。

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