1. いつまでも減点法では前には進めない。キャリアプラン形成時に持っておきたい「はやぶさ式思考法」とは

いつまでも減点法では前には進めない。キャリアプラン形成時に持っておきたい「はやぶさ式思考法」とは

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 キャリアプランを考える際、多くの人は「私にはこんなこと、出来ないかもしれない」などとマイナス思考に陥ってしまう傾向があります。現実的な目標を立てなければと思うあまり低すぎるキャリアプランになってしまうなど、マイナス思考では良いプラン形成は出来ません。

 マイナス思考の中でもやってしまいがちなのが、「減点法」と言われるもの。元を100点としてそこから失敗する度に点数を引いていって、最後には0点になってしまうこともあります。

 しかし、減点法でキャリアプランを形成していたら、そこで思い留まってしまい、しっかりとしたプラン形成は出来なくなってしまうでしょう。そこで、「減点法」ではなく「加点法」でプラン形成を行なう「はやぶさ式思考法」をお勧めします。

はやぶさ式思考法とは?

 「はやぶさ式思考法」とは、プロジェクトマネージャーとしてはやぶさ計画に加わった宇宙工学者の川口淳一郎氏が著書で提案した思考法のことを指しています。この思考法は、はやぶさの成功をもとに提唱されたものですが、普段の生活やビジネスに応用出来る所が多くあるのです。

「加点法」と「背伸びをする癖」

 その内容は、多くありますが、今回取り上げるのはそのうちの2つ。「減点法をやめて加点法にする」というものと「背伸びする癖」をつけるというものです。

 はやぶさの「成功」には多くの挑戦があり、それを総じて100点にして失敗する度に減点を行なうのではなく、1つ成功する度に加点していき、全てが成功した場合に500点にするという加点法を採用したそうです。そうすることで、プロジェクトにかかわる人が明るく仕事をすることが出来ます。

 はやぶさのプロジェクトは世界初であり、成功事例がありませんでした。つまり、そのプロジェクトそのものが背伸びをしたものであったのです。しかし、人間は現実的すぎる目標よりも背伸びをした目標に向かった方が成長角度も意欲も高まります。だからこそ、「背伸びをする癖」は有効に働くのでしょう。

はやぶさ式思考法はキャリアプラン形成に有効

 「はやぶさ式思考法」はプラン形成に取り入れられた思考法であり、実はキャリアプラン形成時にも有効になのです。

「加点法」でキャリアプランの可能性が広がる

 今後のキャリアを考えていくに当たって、誰もがこれまでの自分の行いや結果を顧みることでしょう。その中には、成功した例もあれば失敗した例もあります。もちろん、それらへの自己評価を踏まえた上でキャリアプランを形成していく訳ですが、その際に行なう採点方法が重要な鍵を握っていることは言うまでもありません。

 もし、これまでを「減点法」で評価した場合、今までの期間が長ければ長い程、その点数は減少してしまいます。結果、自信を失ってしまい今後のキャリアを良い方向に想像することは難しくなるでしょう。それを「加点法」に切り替えてしまえば、今後のキャリアへの期待や創造力が拡大していきます。

 さらに、加点法に頭を切り替えることで失敗を恐れなくなるため、キャリアプランを実現出来る可能性も高まることでしょう。

「背伸びをする癖」で将来は変わる

 次に、背伸びをする癖をキャリアプラン形成時に取り入れることがお勧めです。キャリアプランを形成する際、現在の自分と照らし合わせて現実的な目標を設定する人は多いはず。しかし、キャリアプランは本当に自分がなりたいと思う気持ちさえあれば、どのようなプランを掲げても構いません。

 多少背伸びをしてプランを立てた方が、実現する可能性は高まっていきます。本当はこれくらいが現実的なんだけど…と思ったとしても、少し背伸びをしてみることで将来に見える景色は変わったものになるかもしれません。


 誰でもプランを立てる時に可能性は分からないものです。しかし、だからといってそれなりのキャリアプランを形成していては、実現もそれなりになってしまうでしょう。みなさんも、はやぶさのプロジェクトを成功させた「はやぶさ式思考法」を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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