1. 忙しい上司の心のハードルを下げるのは「1分だけいいですか?」——書評:『10倍伝わる話し方』

忙しい上司の心のハードルを下げるのは「1分だけいいですか?」——書評:『10倍伝わる話し方』

出典:www.pakutaso.com

 ビジネスパーソンのコミュニケーションに関する悩みで多いのが、忙しそうな上司への報連相のしづらさ。うるさそうにされると思うと、なかなか声を掛けにくいもの。

 そんな悩みを解決してくれそうなのが、ビジネスパーソンを対象に10倍伝わる話し方セミナーを主催している渡辺美紀氏の著書『10倍伝わる話し方』。

 今回はこの本の一部から、「どうしたら相手に興味を抱かせ、話を聞いてもらえるか」を紹介していきたい。

話を聞いてもらうために有効な、「1分だけいいですか?」

相手に話したいことを、最初から全部くわしく話そうと思わないことです。

出典:渡辺美紀(2012)『言いたいことは1分で! 10倍伝わる話し方』

 相手に手を止めてもらうために有効なのが、相手に話したいことの「ダイジェスト版」を1分だけ聞いてもらうこと。

 あらかじめ「1分だけいいですか?」と尋ねることで、相手に「ちょっとだけ手をとめて話を聞いてもいいな」という思いを抱かせる。ダイジェスト版の内容を聞いてもらえた場合には、さらに次の話へ展開することもできるだろう。

 著者はこの方法により、約80%の確率で詳しい話を聞いてもらえたそう。いきなり長い話を持ち掛けた末、上司や先輩に「今度から捕まらないようにしよう」と思われないためにも、試してみてはいかがだろうか?

自己紹介で紹介すべきは、「自己」ではない。

 プレゼンや採用面接の場では、「この人の話なら前向きに聞きたい」「この人となら一緒に仕事をしたい」と思ってもらうことが大切だ。

 著者は、そのための自己紹介のポイントとして、「関心・共通点・貢献」の「3Kセット」を挙げている。ここでは、その3点セットの内容についてお伝えしていく。

1.関心:相手についてどれだけ知っているか

 自己紹介のはじめに、「相手を知るためにどれだけ行動(下調べなど)をしたか」を相手に分かるように伝える。その内容が相手の予想を超えたレベルであれば、相手に感動を与えることが可能だ。

2.共通点:「相手が大切にしていること」と「自分の個性」の共通点

 自分の個性と相手の個性の「共通点」を探す。共通点のポイントは、「相手が大切にしていること」の中から探すことだ。

 相手にとって大切なことが共通点として挙げられた場合には、「この人は、自分たちが大切にしていることを分かっている」と思ってもらえるだろう。

3.貢献:相手に対して、自分はどう貢献したいか

 相手が何に興味を持っているのかと言えば、「結局この人は私たちにとって、どんな嬉しいことをしてくれるの?」ということだろう。そのため、最後に「どう貢献するのか」を必ず伝える必要がある。


 相手に話を聞いてもらうためのテクニックが満載の本『10倍伝わる話し方』。この本には計28のルールが載っている。気になった方は、ぜひ一度お手に取ってみてはいかがだろうか?


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