1. 頑張ってもいないのに、向き不向きは判断出来ない。まずは目の前の仕事を「やり切る」ことから

頑張ってもいないのに、向き不向きは判断出来ない。まずは目の前の仕事を「やり切る」ことから

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 新卒で入社してから2~3年。仕事には慣れてきて、責任のある仕事も徐々に任せてもらえるようになってきた。一方で、自分のやりたいことや将来が見えないために「自分にはこの仕事は向いていないのかもしれない」などと、漠然とした不安を抱いている方も多いかもしれません。

 しかしその仕事、本当にあなたに向いていない仕事なのでしょうか?

拭えないキャリアへの不安

 リーマンショックや東日本大震災など予期せぬ事態が重なり、たとえ一流企業であっても倒産しかねない現代では、自身のキャリアに不安を感じている人が多いようです。

 実際に、ビジネスパーソン300人を対象にした転職サイト「リクナビNEXT」の調査によると「あなたは自分の今後のキャリアに不安を感じていますか?」という質問に対して、76.3%もの人が「はい」と回答しています。また、その理由として「自分はどんな仕事が好きなのかわからない」「自分はどんな仕事が得意なのかわからない」といったものが挙げられています。

 このように、将来に不安を感じる人の原因の多くは、将来のことばかり考えてしまって、目の前の仕事をやり切れていないことが考えられます。

目の前の仕事、やり切れていますか?

 あなたは今、目の前の仕事を「やり切れている」と心の底から自信を持って言えるでしょうか? 将来に対して漠然とした不安を抱えている方には、まずは向き不向きや得意不得意を考えず「目の前の仕事をやり切る」ことをおすすめします。

 仮に、元々その仕事をやりたいと思っていなかったとしても、その仕事を愚直にこなしていくことで、少なくとも「やり切った」という自信が生まれます。最初は小さなものだったとしても、その自信を糧にすることでさらに大きな仕事や未経験の分野に挑戦することが出来るようになるのです。

 また、どんな小さな仕事も手を抜かずにやり切る人は、他人からの大きな信頼を得ることが出来ます。信頼出来る相手に対しては、自然と仕事を任せようという気持ちになるもの。信頼から相手が仕事を任せてくれ、ずっとやってみたかった仕事が突然舞い込んでることだって十分に考えられるのです。

 このようなプロセスを踏んでいくうちに、自分が本当にやりたいと思える仕事に出会えたり、場合によっては、今取り組んでいる仕事が天職だと思えたりすることもあるかもしれません。

やり切ってもいないのに、向き不向きは判断出来ない

 どんな仕事に対しても常に「やり切った」と言える人はとても少ないでしょう。多くの人がやり切ってもいないうちに、辛かったり苦しかったりすると「自分には向いていないのだ」と安易な判断を下して、自分の可能性を狭めてしまっているように感じます。

 苦しい思いをした分、やり切った後に得られるものはきっと大きいはず。取り組んでいる最中は「向いていない」と思っていても、辛さを乗り越えることで「向いている」と思えることは多くあります。苦しい時に諦めてしまっていては、本当の向き不向きを判断することなど到底出来ないのではないでしょうか?

 株式会社POLAの現役美容販売部員として、83歳となった現在でもトップで走り続けている森本早苗氏も以下のように語っています。

「向いているかどうか」を気にするよりも、「今の仕事に合わせていく」「今の職場のやり方により添っていく」という考え方に切り替えた方が賢明です。いったんその世界に飛び込んだら、まずはその世界のやり方で頑張ってみるべき。
向いていないと相談してきた後輩が一生懸命仕事に取り組んだ結果、成果を上げられるようになってやりがいを見出せるようになった姿を私はたくさん見てきました。
頑張ってもいないのに、その仕事の向き不向きは判断できないのではないでしょうか。

出典:“83歳現役セールスレディー”の助言 - Woman type [ウーマンタイプ]


 「目の前の仕事をやり切る」ーー。言葉にするととてもシンプルですが、継続して行動し続けるのは非常に難しいこと。だからこそ、本当に自分に向いている仕事は、目の前の仕事をやり切った先で出会えるものなのかもしれません。

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