1. 周りのもの、いつ・どのくらい使うの? 整理整頓の質を上げる『トヨタの片づけ』

周りのもの、いつ・どのくらい使うの? 整理整頓の質を上げる『トヨタの片づけ』

出典:pixabay.com

 仕事をするスペースがキチンと片付いていると気持ちが良いもの。ただ、中にはデスクや作業場がごちゃごちゃでも、「片づけは仕事とは別に関係ないし、時間があるときにすればいいや」と思っている方もいるかもしれません。

 しかし、日本を代表する世界的な自動車メーカーのトヨタでは、「片づけは仕事の一部、普段から習慣的にやるのが当たり前」。

 今回は、トヨタとリクルートグループによって設立されたOJTソリューションズが出版した『トヨタの片づけ』という本の中から、トヨタ式片づけのメソッドをお伝えします。

トヨタの「5S」

「経営のすべての道は5Sに通じる」といっても過言ではありません。

出典:OJTソリューションズ(2013)『[図解]トヨタの片づけ』

 トヨタには「何事も5Sから」という考え方があります。「5S」は、整理・整頓・清掃・清潔・しつけの頭文字をとった言葉。

 この「5S」に取り組めば、職場環境の維持・改善だけでなく、安全の確保や従業員のマネジメントなど、企業の抱える様々な問題の改善も図れると言われています。

トヨタ式片づけのメソッド

 ここでは、「5S」の内二つ、整理整頓をピックアップ。二つのコツについてお伝えします。

1.整理:「いつか」には「いつまでに」をつける

「とりあえずここに置かせてください」。そうした場合、私たちトヨタの人間が必ず相手に聞き返す。(中略)「いつまでに使いますか」

出典:OJTソリューションズ(2013)『[図解]トヨタの片づけ』

 目の前にある物がいるのか、いらないのかの判断基準を、トヨタは大きく三つに分けています。それが、「いま使うもの」「いつか使うもの」「いつまでたっても使わないもの」です。

 整理のポイントは、2つ目の「いつか使うもの」との向き合い方。「いつか使うもの」に対しては、必ず「いつまでに使うか」という期限を設けます。

 期限がやって来て、相手から何の連絡も来なかったとしたら、それは、「いつまで経っても使わないもの」へと格下げして自動的に処分します。

2.整頓:置き場所は「使う頻度」で決める

 必要なものを「頻度」という基準で分類し、それぞれの置き場を考えるのがトヨタ流。「毎日使うのか」「2~3日おきに使うのか」「一週間おきに使うのか」をまとめ、その頻度順で物を近くに置いておきます。

 また、「よく使う」「あまり使わない」は季節によっても変わってくるはず。家庭でも、土鍋などは夏と冬で収納場所を変えますよね? それと同じです。

①よく使うものは、デスクの引き出しや近くの棚に置く
②1週間に1度、1ヶ月に1度であれば、少し離れた棚に置く
③半年に1度、1年に1度であれば、別室の資料室や倉庫に置く

出典:OJTソリューションズ(2013)『[図解]トヨタの片づけ』

 このように、頻度順に物を置いてみると利便性もきっと上がるでしょう。


 『トヨタの片づけ』の「5S」、ここでは整理・整頓の一部にしか触れませんでしたが、その全てが知りたいと感じた方は、ぜひ一度お手に取って確かめてみてはいかがでしょうか?


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