1. 仕事人間ほど要注意! 「バーンアウトシンドローム」の原因と対処法

仕事人間ほど要注意! 「バーンアウトシンドローム」の原因と対処法

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 仕事を頑張っているのに、突然やる気がなくなって無気力状態になってしまった......なんて経験はありませんか? 「ちょっと疲れているだけ」などとあまり気にも留めていない人も多いかもしれませんが、これは「バーンアウトシンドローム」という心からの危険サインかもしれません。

 このバーンアウトシンドロームは仕事を辞める原因の多くを占めると言われており、ストレス社会が抱える大きな問題の一つだと言えます。

 このように身近な病、バーンアウトシンドロームですが、私たちはどのように対処すれば良いのでしょうか?

バーンアウトシンドロームとは......?

 「バーンアウトシンドローム」とは米国の精神分析学者H・フロイデンバーガーが命名した病名で、別名「燃え尽き症候群」とも言われています。

 症状は、仕事などにエネルギーを持って活動的に取り組んでいた人が突然やる気を失って、無気力状態になってしまうといったもの。はじめに、極度の心身疲労、感情の枯渇、自己嫌悪といった症状が現れます。悪化すると、仕事を機械的にこなすようになり、アルコールや薬物などへの依存、不眠、頭痛や胃痛、頻繁な風邪といった心身症状も見られるようになります。最終的にはうつ病へと発展するケースも少なくありません。

バーンアウトシンドロームの原因

 バーンアウトシンドロームの原因は様々ですが、一番大きな原因は「頑張りすぎ」。献身的に努力してきた仕事や生き方、対人関係などが自分の期待にそぐわない結果に終わってしまったことによって生じる疲労感や欲求不満が主な原因です。そのため、有能で上昇志向が強い人や完璧主義な人が陥りやすいと言われています。

 また、バーンアウトシンドロームには大きく分けて二つのタイプがあるとされています。

打ち込んでも成果が出ず、失望して発症するパターン

 1~3年目のやる気に満ちた新入社員や10年以上の勤続経験のある管理職や教育担当者などが、立場や仕事内容が変わった際に発症するケースが多いとされています。理想と現実のギャップに苦しみ、仕事に打ち込むものの思うような成果が得られず、自分自身に失望してしまうのです。

 高い理想を持っていることは非常に良いことです。しかし、理想と現実のギャップに対応できる柔軟性も持ち合わせていなくては、結果的に自分を苦しめることになってしまいます。

大きすぎる目標を自分に課し続けて、ギャップに苦しんで発症するパターン

 極度の疲労状態に陥るまで働き、仕事での成功を強く望む「野心が強い人」に多いパターンとされています。また、このタイプの多くが完璧主義者であり、満足のいく成果が上げられないと次第に仕事への関心を失ってしまい、日々の業務が面倒でつまらないものだと感じるようになります。

 また、見返りがないと感じた仕事を遠ざけ、次第に仕事や対人関係を避けることでストレスに対処しようとする傾向があるようです。 

 仕事一筋に順調なエリート街道を歩いてきた人が、一度壁にぶつかることでふいに気力を失って燃え尽きてしまうケースも多いようです。

バーンアウトシンドロームへの対処法とは?

 では、バーンアウトシンドロームに陥ってしまったら、私たちはどのように対処すれば良いのでしょうか?

心の対処法

 自分に厳しくしすぎず、固定概念を捨てることが大切です。人間の心の状態は常に変化していて、一定ではないためやる気が出ない日やモチベーションが高まらない日もあるもの。真面目でひたむきに頑張る人ほどそのような状態を受け入れることに対して罪悪感を持ってしまい、無理やり頑張ろうとしてしまいます。

 そんな時こそ考え方を変えて、「やる気やモチベーションを取り戻すために思い切って休む」ことが大切。無理に気力を振り絞らず、自然に仕事への活力が湧いてきた時に復活すれば良いのです。

体の対処法

 体への負担も立派なストレス。生活リズムや生活習慣を見直すこともバーンアウトシンドロームからの回復においては大切です。体への負担が減るだけでも心の余裕は生まれてきます。

 例としてはゆっくりと湯舟に浸かって入浴する、しっかり睡眠を取る、食事に気をつける、適度の運動をするなどが効果的。このように、心も体も労わる充電期間を作ることが大切です。


 バーンアウトシンドロームが悪化すると、うつ病なども発症しかねません。もし、うつ病にかかってしまえば、それまで頑張ってきた仕事を一時停止しなくてはならないことも。

 体からの危険サインを見逃さないためにも、時には自分自身の心と向き合う時間を設けてみてはいかがでしょうか?

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