1. 2年でリーディングカンパニーとなったテラモーターズも、最初は4畳半だった。『世界へ挑め!』

2年でリーディングカンパニーとなったテラモーターズも、最初は4畳半だった。『世界へ挑め!』

出典:pixabay.com

 過酷な就職活動を乗り越えた入社後は、ずっと安泰だと考えて自身の人生設計をおろそかにしがち。ですがそれでは、生き方そのものを会社に決められてしまう恐れがあります。

 そこで取り上げるのが、電動バイクで世界に挑むベンチャー経営者の徳重徹氏の著書
『世界へ挑め!』。この本には、今の日本人がどのような思考を持つべきかについて語られています。
 
 今回は、私たちがどのように発想を変化させれば良いのか、そのヒントを少しご紹介します。

著者が起業した目的は?

4畳半ほどのスペースから誕生したテラモーターズ、近い将来、必ず電動バイク界のアップルに育て上げるつもりだ。

出典:徳重徹(2013)『世界へ挑め!』

 「アップルを超える企業になる」。テラモーターズのオフィスには、創業以来この言葉が掲げられています。

 既に創業2年目には約3000台を売り、国内の電動バイクメーカーのトップとなったテラモーターズ。しかし、見据えているのは国内のシェア争いではありません。フィリピン・ベトナムといったアジア諸国への進出です。

 日本からメガベンチャーを誕生させる大きなチャンスがEV業界にはある。メガベンチャーを日本に立ち上げ、日本人の萎縮したメンタリティを180度変更することこそ、起業の最終的な目的だと著者は語ります。

現代日本は起業の成功例が少ない

著者がそう思ったきっかけは、シリコンバレーでベンチャー支援をした経験によるそう。

 シリコンバレーには、大企業に入れば一生安泰で幸せな人生が送れると思っているような人間は一人もいません。誰もが、自分もスティーブ・ジョブズのようになれると本気で信じています。アイデアをビジネスモデルに落とし込み、投資家への売り込みに余念がなく、毎日のように新しいベンチャー企業が誕生しています。

 この違いは、日本に成功事例が少なすぎるせい。もちろん、日本からも松下幸之助や盛田昭夫といった起業家が何人も出ていますが、それは半世紀も前のこと。リアリティを感じられるはずがありません。

 現代の日本人が世界で活躍する姿を見れば、刺激を受けて後に続く人間が必ず現れる。そう思い、著者は行動しています。

海外で戦うために必要な発想とは

目の前の「安定」を疑ってみる

 グローバル競争下では、大企業だって決して安泰ではありません。安定したいのなら自分自身に投資をして、スキルや能力を高め、どこでも稼げる力を身につけル必要があります。

「スピード」の価値を知る

 日本企業が世界で勝てない最大の理由はスピード。シリコンバレーでは、成功確率が6割を超えたら誰もが動き出します。どんなに情報を集め、計画の精度を上げたとしても、社会の変化が激しい現代においては実際にやってみなければ分からないからです。

リスクのプラス面にも目を向ける

 シリコンバレーにおいて、リスクとチャンスは同義。リスクが拡大すれば、もちろんマイナス方向への振れ幅は大きくなります。しかし同時に、プラス方向への振れ幅も広がり、より大きな成功を手にできる可能性も高まります。
 
 
 起業にリアリティを感じない現代日本で働く人たちに、企業家精神を訴えかける『世界へ挑め!』。枠を打ち破りたいと思う方にぜひ目を通して頂きたい一冊です。

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