1. 【スマホ戦国時代】スマホ選びを自由にする「SIMフリー化」が私たちにもたらすものとは

【スマホ戦国時代】スマホ選びを自由にする「SIMフリー化」が私たちにもたらすものとは

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by Johan Larsson

 日本でもiPhoneのSIMフリー版が発売されるなど、最近のスマホ業界では何かと「SIMフリー」という言葉をよく聞くかもしれない。しかし、実際「SIMフリー」が一体どのようなものなのか理解されているだろうか。

「SIMフリー」は一体何のことなのか

 一般的に私達が利用してきたスマホには「SIMカード」があらかじめ内蔵されている。そのカードによって利用しているキャリアからサービスを利用することができるが、そのカードが固定されていることで(SIMロック)、契約を結んだキャリア以外でのスマホの使用は不可能だった。

 たとえば、auのスマホがau以外の電波を利用出来ないのは、SIMカードがauを利用する仕様になっており、そのSIMカードではドコモ等の他のキャリアのサービスを利用できなくなっているからなのである。

 SIMフリーの端末では、そのSIMカードの取り外しが可能であり、自分の好きな時に、好きなキャリアを利用して通信機能を利用することが出来る。また、SIMカードを利用すれば、どんな端末でも自分の携帯としてすぐに利用することが出来るのだ。

SIMフリーは私達に何をもたらすのか

 SIMフリー化には以前から熱烈な要望があった。実際、SIMフリー化が進むことを喜ぶ人はたくさんいる。しかし当然のことながら、SIMフリー化にはメリットもデメリットも存在する。

SIMフリーを利用するメリット

 SIMフリーを利用するメリットは大きく分けて2つある。

 その1つが、「通信料が安くなる場合が多い」ということだ。格安SIMを利用すれば、契約によっては月額1000円以下でネットを利用することが出来る。ただし、大手キャリアのプランのように速度が早い通信を大量に使用することはできない。「速度」または「通信量」のどちらかが制限されている場合が多く、どちらかを我慢することで安い価格を実現している。

 もう一つの理由として、「海外で使いやすい」という理由がある。これまで、海外でauやソフトバンク、ドコモ等の通信を利用することは不可能だった。しかし、SIMフリーの端末を利用すれば、現地で利用できるSIMカードを差し込むだけで、日本と変わりない通信環境を普段のスマホで実現することが出来る。

SIMフリーを利用するデメリット

 しかし当然、デメリットも存在する。デメリットも大きく分けて2つ。

 その内の一つは、「まだまだ自由に通信環境を利用する環境からは程遠い」ということだ。SIMカードを差し替えて利用しても、端末によってはLTEに対応していなかったり、地域によって受信できない通信環境がある。SIMフリー用の端末を使えば問題は解決する場合が多いが、それでは「自分の端末で自由に通信環境を選べる」という形にはならない。せっかくの利点を活かせる端末がまだまだ少ないのが現状だ。

 2つ目は、「アプリの利用が制限される」こと。例えば、LINEを利用する際には、ユーザー検索がほぼ不可能になる。連絡先を予め知っている人としかLINEができなくなってしまうのである。人によってはこれをすごく不便に感じるのではないだろうか。

 これらのデメリットとして共通するのは、その「わかりにくさ」。通信環境が地域によって違うこと、端末によって違うことをどれだけ知っている人がいるだろうか。通信を切り替えるとアプリを利用しづらくなるのを理解できる人はどれだけいるだろう。スマホをそれだけ使いこなせる層は意外と少ないのではないかということが考えられる。


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