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『心をつかむ極意』 ビジネスパーソンに伝えたい、レストラン「カシータ」の “クレド”とは

Manabu Kuramoto

2015/02/05(最終更新日:2015/02/05)


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『心をつかむ極意』 ビジネスパーソンに伝えたい、レストラン「カシータ」の “クレド”とは 1番目の画像
出典:pixabay.com

 「星の数ほどあるレストランの中で、いつまでも人の温かみを感じて頂けるレストランであり続けたい」。予約の取れないレストラン「カシータ」には、最高級の“クレド”(理念)があります。


 そんなカシータのオーナーを務めるのが高橋滋氏。その著書『心をつかむ極意 -一瞬で距離を縮める43のルール-』には、著者が実践する「人に好かれる」コミュニケーション術が満載でした。

 今回はその一部から、ビジネスで使えるコミュニケーションのコツをご紹介します。

初対面の人と打ち解けるための3つのスキル

 見ず知らずの人と打ち解けるには、3つのスキルが必要になります。その3つとは「勇気」、「気配り」、そして「笑顔」です。

出典:高橋滋(2014)心をつかむ極意 -一瞬で距離を縮める43のルール-

 話しかける「勇気」は失うものではないので、何も怖がらずに場数を踏んでいくことが大切。相手の心を開くための「気配り」に関しては、実は簡単。とにかく笑顔で質問をすればOKです。

 そして最後の「笑顔」。特に自然な笑顔は、最強のホスピタリティと言えるでしょう。これができれば少し会話がぎこちなくても問題ありません。何より、自然な笑顔の人の周りには、自然と人が集まってきます。

何をされたら嬉しいか考える

 もし私がコンビニのオーナーで、常連のお客様がご来店中に雨が降り出したら、間違いなく傘を貸します。

出典:高橋滋(2014)『心をつかむ極意 -一瞬で距離を縮める43のルール-』

 「いつもご利用ありがとうございます」という気持ち。これを、行動としてお客様に伝えていない経営者や営業マンが非常に多いと著者は述べています。

 人の心をつかみたければ時間と空間の枠を取り払い、世間の常識も脇に置いて、「相手が何をされたら嬉しいか」ただ一点だけを考える。これは、ビジネスだけでなく日常生活でも使えますので、ぜひ一度実行してみてはいかがでしょう?

「有言実行」を心がける

 著者の掲げる人生のテーマの一つが「有言実行」。今では、「今度飲みに行きましょうね」などの文句は、ほとんど別れ際の挨拶程度になってしまっています。しかし著者は、このセリフを口にしたら、相手がいくら遠方にいようと時間を作って実現するそう。飛行機に乗ってでもやってくる著者に、相手もさすがに驚きを隠せません。

 「有言実行=人の心をつかむ」では必ずしもないかもしれませんが、フットワークが軽くて行動力のある人は、総じて人に好かれる傾向があります。

 皆さんは、発言に責任を持たれていますか?


 人に与える印象は、どんな場面でも可能な限りよくしたいところ。今よりもさらに温かみのある人物に、と思った方は『心をつかむ極意』の内容にもっと触れてみてはいかがでしょうか?





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