1. 散らかすことで、考えは深まる。思考力を鍛える「手書き術」のメリット

散らかすことで、考えは深まる。思考力を鍛える「手書き術」のメリット

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 日常生活でも仕事でも、人間である限りは考えることから逃れられない。特に、ビジネスパーソンであれば、思考力を求められる機会は多い。しかし、「考えがなかなかまとまらない」など、自身の思考力の足りなさについて悩んでいる方も多いはず。

 では、思考力を鍛えるためにはどうしたら良いのだろうか?

思考力を鍛えるための一番シンプルな方法は「書くこと」

 思考力を鍛えるために有効な方法の一つに、「手書きで紙に書く」というものがある。頭の中だけで考えているだけでは、筋道が立っているのか分からなくなったり、考えていた内容自体を忘れてしまうことも。しかし、書くことによって頭の中での考えを停止せざるを得なくなるため、考えをまとめやすくなるのである。

 例えば、やることが多すぎて、何から手を付けたらいいのかわからないという時、TODOリストを作ってやるべきことを書き出す人も多いと思う。これにより、紙に書き出すだけで一気にやるべきことが可視化され、物事を片付けやすくなるはずだ。これは「書く」という行動によって、物事の優先順位を付けやすくなるためだ。

 また、書く時にはテーマを一つだけ決めて、それについて書くのが良いだろう。書いていると様々な考えが浮かんできて、いろいろと書きたくなるが、書きすぎてしまうとテーマから脱線してしまったり、書くことが整理のための方法ではなくなってしまう。「書いて読み返し、おかしな部分を修正する」という行動を繰り返していくことが、文章力の向上に繋がる。

他人に伝える文章を「書くこと」でより思考力は高まる

 「書く」という行為の利点は自分の頭の中を整理することだけではない。自分の頭の中のイメージを他人に伝えるために文章を書くことで、より思考力を高めることが出来る。

 自分の頭の中のイメージを、口頭で明確に他人に伝えるのは困難なものだ。しかし、他人に伝えるために、自分の頭の中のイメージを文字にする場合、「どうしたら相手に伝わるのか」ということを考えながら書かなくてはならない。論理的に文章を組み立てたり、考えに根拠を付けたりすることが必要となる。

 これらの行動は文章を書き慣れていない人にとっては非常に難しい行為である。しかし、文章化を日常的に続けることによって、他人に伝わりやすい文章を書けるようになると同時に、自分だけが読む文章を書くよりも思考力を高めることが出来るのである。

手書きには利点がたくさん

 「書く」という行為は一見単純に思われるが、想像以上の効果がある。

イメージ力をアップさせる

 「手で書く」という行為そのものに潜在意識を活性化させ、イメージ力をアップさせる効果がある。

 世界で活躍している人々は皆、手書きで何かを書くことを習慣としている。ノートに目標や今日やったことなどを記している人もいれば、文章が上手く書けない時には、その部分だけあえて手書きで書くという作家もいる。手書きにすることで自分が成功した時のイメージをしやすくなり、明確な目標に対しての努力が出来るのだ。

知識や語彙が増える

 自分の考えたことを正確に記そうとすると、表現の工夫が必要となる。すると、本やネットで調べるなど、新たな知識や語彙を蓄積することに繋がる。

 頭の中で考えているだけでは自分の中にある知識や語彙だけで対応してしまうことも多い。これでは、新たな知識や語彙を身に付けることは難しい。しかし、調べたことも併せて書き留めておくなどすれば、後で見直すことが可能になり、新たな知識や語彙を自分のものにしやすくなるのである。


 頭の中で考えるだけではなく、あえて手で書くこと。これこそが、思考力向上の近道なのである。頭の中でなかなか考えがまとまらない時、このことを思い出して紙に書き出してみてはいかがだろうか? 

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