1. 中国のEC市場の盛り上がりはこれから? 生鮮食品市場に目をつけた「JD.com」がアリババを追走

中国のEC市場の盛り上がりはこれから? 生鮮食品市場に目をつけた「JD.com」がアリババを追走


 ニューヨーク証券取引所に上場するなど、中国の電子商取引最大手のアリババ。最近ではEC事業にとどまらず、金融、娯楽、物流、通信、タクシー配車といった多岐に渡る分野に進出することで成長を続けています。

 利用者数はアジアだけで約1億2千万人にのぼり、その数はAmazonも太刀打ちできないほど。「アジアではアリババに勝てない」という声が囁かれる中、電子商取引で中国第2位を誇る「JD.com」がアリババを追走しているようです。

いまだ未開拓の生鮮食品市場

 中研網のレポートによると、中国の2013年の生鮮食品市場は1兆人民元(19兆円)規模といわれており、大きな可能性を秘めた市場とされています。しかし、蓋を開けてみると生鮮食品の販売浸透率は0.9%にとどまっているとのこと。電子商取引において中国の生鮮食品市場は、いまだ未開拓の地といわれています。

 その理由としては、生鮮食品の輸送コストの高さ、新鮮さを保つことの難しさなどが挙げられ、あのアリババでさえ手付かずの状況。

 そこに目をつけたのが、「JD.com」。アメリカをはじめオーストラリア、カナダ、チリ、フランス、ニュージーランドなど多くの企業と提携し、肉類、魚介類、果物、野菜、乳製品を自社のECサイトで扱い始めました。

 その結果、2014年11月の牛乳の売上が前年比900%も成長したとのこと。こうしたことから、中国の生鮮商品市場の可能性の高さが伺えます。

まだビジネスチャンスが眠っている、中国のEC市場

 中国の生鮮食品市場に力を入れると宣言した「JD.com」。アリババの急成長によって中国のEC市場は成熟したといわれていますが、生鮮食品市場にはまだまだ入りこめる隙間がありそうです。

 今回の「JD.com」の生鮮食品市場への本格的な参入が、中国のEC市場ひいてはアジアのEC市場にどのような変化が起こるのでしょうか?


 今までは敬遠されてきた中国の生鮮食品市場。今回の「JD.com」の取り組みは、高コストでも安全な食品を手にしたいという中国国民の声に応えているのかもしれませんね。

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