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もう一度話したくなる「7:3の法則」。聞き上手な人のコミュニケーションのコツとは

Rio

2015/01/29(最終更新日:2015/01/29)


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 ビジネススキルの中でも、特に重視されている「コミュニケーション能力」。コミュニケーション能力の高い人は一緒に働く同僚とも、取引先とも上手く意思疎通を図れるため、仕事をスムーズに進めやすい。また、コミュニケーション能力を高めることで、自分だけでなく相手の能力を引き出すことも出来るため、チームワークを高めることも可能となる。

 コミュニケーション能力の高い人の特徴として挙げられるのが、「聞き上手」ということ。では、聞き上手な人はどのようなコミュニケーションを取っているのだろうか?

相手7:自分3の法則で

 基本的に多くの人は、自分の話をすることが好きだ。しかし、聞き上手な人は、相手から話を聞きだすのが非常に上手い。聞き上手な人の会話は多くの場合、「7:3の法則」で成り立っている。これは、会話のうちの7割を相手に話させ、自分の話は3割ほどにとどめるというもの。

 とはいえ、自分の話す3割も上手く切り替えさなければ、話は途中で終わってしまう。そのために、3割で話す時に意識すべきは「相手に会話の主導権を返す」ということ。途中で自分の話を挟んでも、相手に短めの相槌や質問を多くすることで、話の主導権を相手に返すよう心がけることで会話がスムーズに進むようになる。

相手によってキャラクターを使い分ける

 また、聞き上手な人は、相手によって自分のキャラクターを変えている。人間は誰一人として同じ人はいない。そのため、相手が気に入る人も異なる。聞き上手な人は、相手が自分に求めている役割を会話の中で掴み、その役割に応じてキャラクターを変えるのである。

 例えば、放送作家で戦略コンサルタントの野呂エイシロウ氏は、クライアントによってキャラクターを使い分けている。そのため、クライアント同士が出会うと「別人のようだ」という話になるそうだ。

 実際に野呂エイシロウ氏は、このことについて以下のように語っている。

どこまで行っても自分は自分。だから変えることはできない。そういう信条の人に「相手の望む通りの人間に変身してください」とすすめてみたところで、なかなか心からは納得してもらえないでしょう。

 ならば考え方を変え、会う人に合わせた「架空の新しいキャラクター」を作ってしまうのはいかがでしょう。

 Aさんが最も喜んでくれるように、Aさん向けにカスタマイズしたキャラクターを「野呂エイシロウA」、Bさん向けは「野呂エイシロウB」、といった具合です。

出典:「半沢直樹」に「ルパン三世」 - Business Media 誠

恋愛もビジネスもコミュニケーション

 恋愛でもビジネスでも、コミュニケーション能力の高い人は相手から「またこの人に会いたい」と思ってもらえるもの。聞き上手でコミュニケーション能力の高い人は、自然と相手が話したくなる空間を作り出すことが上手い。

 恋愛において、知っていても知らない振りをして相手の話を引き出したり、あえて自分の失敗談を話したりして話を広げたりすることがある。これはビジネスの場面でも相手に親近感を覚えてもらうためのテクニックとして有効だ。つまり、聞き上手の法則は、ビジネスでも恋愛でも「モテるためのコミュニケーションテクニック」なのである。


 商談などビジネスの場ではどうしても自分の話をしてしまいがち。しかし、興味のない話は相手の貴重な時間を無駄にしてしまうだけだ。相手と上手くコミュニケーションを取るために、まず自分が聞き手に徹することを心がけてみてはいかが?

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