1. 自信の無さが、チャンスを逃す。自己評価が異常に低い心理状態「詐欺師症候群」に陥らないために

自信の無さが、チャンスを逃す。自己評価が異常に低い心理状態「詐欺師症候群」に陥らないために

自信の無さが、チャンスを逃す。自己評価が異常に低い心理状態「詐欺師症候群」に陥らないために 1番目の画像

 皆さんは、「詐欺師症候群」という言葉をご存知だろうか。

 聞き慣れない言葉だが、以前はハリウッド女優のエマ・ワトソンが「詐欺師症候群」であることを告白したことで話題となった。

 詐欺師症候群とは一体どのような状態なのだろうか?

詐欺師症候群とはどんな状態?

詐欺師症候群=自己評価が低い状態

 詐欺師症候群とは、自己評価が低く、自分の成功・業績・他人からの評価などを受け入れないという状態のことだ。

 とくに女性に多いのも特徴の1つとされている。

 たとえば、詐欺師症候群の人は昇格しても自分の実力を認めてもらえた、とは思えない。

 「たまたま運が良かっただけ」「たまたまポストが空いていただけ」「上司や周りの人が素晴らしいから」などと考える。

  また、「私は自分を評価してくれている周りを騙しているのではないか」と、評価されればされるほど自信がなくなって、いつか自分が偽物だとバレるのではないかと不安になる傾向がある。

 ベストセラーとなったシェリル・サンドバーグの著書『LEAN IN ―女性、仕事、リーダーへの意欲―』の中でもこの詐欺師症候群について述べられている。

自分は評価に値する人間だとは思わずに、たいした能力もないのに誉められてしまったと罪悪感を覚え、まるで誉められたことが何かのまちがいのように感じること。十分な実力がありながら理由もなく自信をもてずに悩む症状でImpostor=ペテン師の意味。自分の業績を誉められると、詐欺行為を働いたような気分になり、そのうち化けの皮がはがれるに違いない、などとおもってしまう。女性の方がなりやすく、この症状に束縛されやすい。(実力相応の仕事にもかかわらず、自ら手を挙げないので、上昇志向が無いなどと誤解されやすい。)

出典:シェリル・サンドバーグ著 『LEAN IN ―女性、仕事、リーダーへの意欲―』

 この記述に対して、共感できると感じる女性も多いのではないだろうか?

なぜ詐欺師症候群に陥るのか?

脳の構造によって詐欺師症候群のなりやすさが違う

 脳とホルモンの構造から、女性と男性では成功や失敗に対する考え方が異なると言われている。

 成功に対して男性の多くは「自分の実力が認められた」と考える一方、女性の多くは「周りの人や運が良かっただけ」と捉える傾向がある。

 また、失敗に対して男性は「時期が悪かっただけ」「上司の協力が足りなかった」などと原因を外に求める傾向がある。

 しかし、女性の場合、「自分の頑張りが足りなかったからだ」と自分に原因を求めてしまいがちだ。

 このように元々の脳の構造の違いに加え、周囲からの過剰な期待がさらなるプレッシャーとなり詐欺師症候群が引き起こされるといえるだろう。

詐欺師症候群に陥らないために

詐欺師症候群に陥らない・抜け出すための方法3選

 詐欺師症候群に陥ってしまうと、自身のキャリアへの意欲をも失いかねない。

 せっかくの優秀な社員が、自信の無さで成果を上げられなくなってしまうのはもったいないことだ。

 それでは、詐欺師症候群に陥らないようにするために、私たちは何ができるのだろうか?

①完璧を信じることをやめる

 非の打ち所のない、完璧な人間になろうと努力することが、想像以上に自分にマイナスのプレッシャーをかけている。

 完璧を求めることで現実の自分に苛立ち、生産性や創造性の低下につながりかねない。

 そもそも、人によって完璧の基準は異なるため、非の打ち所のない完璧な人間など存在しない。

 むしろ、完璧すぎるより苦手なことがあったり、苦労していることが、人間的な魅力につながると考えよう。

 完璧を信じるのをやめ、適度に力を抜いて、自分が苦手なことは周りに協力を求めることも大切だ。

②失敗を機会だと捉える

 自信がなく、失敗することに対して恐れてしまうのも詐欺師症候群の特徴だ。

 しかし、失敗からしか学べないこともたくさんある

 すべてを始めから知っていたら、何も学ぶことはないだろう。

 何も学ぶことのない人生など、非常に退屈だと思うのではないだろうか?

 「知らないことがたくさんある」「失敗することがたくさんある」ということは、「学ぶこともたくさんある」ということなのです。

③言葉遣いを改める

 自分の成し遂げた業績について話す時、過剰に卑下していないだろうか?

 「単に」「ただ」「だけ」などという言葉を使って自分の能力や成功について話していたら、改めるべきだ。

 たとえば、「成功したのは運が良かっただけ」という言い方をしないこと。

 「普段頑張っている分、運が味方してくれたのだ」と成功と自分の頑張りを素直に受け止めることが大切だ。



  自信を持てなくなると、新しい挑戦の機会が巡ってきても、活かせずに成長のチャンスを失いかねない。

 完璧の基準は人それぞれ。

 つまり、すべてにおいて完璧な人間なんてどこにもいないし、失敗をしたことで得られるものもあるのだ。

 自分に自信が持てなくなった時は、過去の自分の成功を思い出して、自分の頑張りを認めることから始めてみてほしい。

U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう
この記事を報告する