1. あなたのスキルが、誰かの力になる。職能を活かしたボランティア「プロボノ」のメリット

あなたのスキルが、誰かの力になる。職能を活かしたボランティア「プロボノ」のメリット

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 最近よく耳にするようになった、「プロボノ」という言葉。皆さんはご存知だろうか?

 仕事で培った専門スキルを活かしたボランティアを意味するこのプロボノは、デザイナーやクリエイターをはじめとして、ビジネスパーソンの間で広がりを見せている。テレビや新聞などでも広く取り上げられ、新たな社会との関わり方、キャリアのあり方として注目を集めている。

プロボノとは......?

 プロボノとは、ビジネスパーソンが職業を通じて培った専門的なスキルと自分の時間を提供して社会貢献を行う、新しい形のボランティアのこと。では、従来のボランティアとは何が異なるのか、疑問に思う人もいるだろう。

 従来のボランティアとの最大の違いは提供するモノにある。一般的なボランティアは、不得意なことややったことのないことも含め、自分の時間やエネルギーを無償で提供する。一方で、プロボノは自らのプロとしての知識やスキルを無償で提供。

プロボノ活動のメリット

 プロボノとして活動することには、大きく分けて3つのメリットがある。

自分の実力を知ることが出来る

 普段、多くのビジネスパーソンは企業のネームバリューや資金力、人脈などの支援を受けながら仕事をしている。しかし、プロボノとして社会貢献団体に関与することは、資金力や人脈、社会的な信用すらほぼない場所に飛び込んでいくことを意味する。このような場で試されるのはいわば、自分の実力だけである。

 プロボノを通して真の実力を知ることが出来れば、自分に足りないものやいかなる自己研鑽を積むべきかがわかる。これは、企業の中で仕事をしているだけでは知ることが出来ない貴重な情報だと言えよう。

人脈を広げられる

 プロボノの活動をする人たちの目的は様々だが、意識の高い人が多いよう。このような人々と一緒に活動していく中で、新しい刺激を得られたり、想像以上に深い関係を構築したりすることが可能となる。

 普段のビジネスでは出会えない業界や職種の人との繋がりを持つことは、単に人脈を広げることにとどまらず、自分の視野や考え方の幅を広げることに大いに貢献しうるだろう。

仕事の価値を再発見出来る

 忙しく過ごす日常の中では、どうしても「自分は何のために働いているのか」といった自分の仕事の価値を忘れてしまいがちである。

 プロボノの活動で誰かのために働くことは、自分の仕事がどのように役立っているのか、また、どのような価値があるのか、といったことを見直すきっかけにもなる。普段の業務の中では気づけなかった仕事の価値を再発見することで、普段の業務のモチベーションにも繋がるのだ。

プロボノ活動をより有意義なものにするために

 メリットの多いプロボノ活動だが、注意すべき点もいくつかある。注意点も念頭に置いて活動しなくては、せっかくの有意義な活動も無駄になってしまいかねない。

関わる度合いについて予め合意しておく

 プロボノとして団体に関与することが決定したら、「自分がどの程度団体に時間を割けるのか」「自分がどのようなスキルを提供出来るのか」「いつまで関与出来るのか」などといった点について、受け入れ先の団体と予め合意しておく必要がある。

メリットを感じ続けられるか

 プロボノの多くは無償での活動となる。人が無償で行動するのには、それなりの理由がある。よって、プロボノとして活動する上では常に自身のモチベーションに注意を傾けるべきである。

 もし、活動していく中でモチベーションが下がっているなと感じたら、活動への関わり方を見直すべきである。モチベーションの低い状態で関与し続けるのは、自らの活動への意義を失うと同時に、団体にとっても迷惑になりかねない。


 プロボノ活動では組織を超えた活動を通して、スキルアップのみならず人間的な成長をも期待できる。特に、経験の浅いビジネスパーソンにとっては自身のスキルを磨く良い機会となるはずだ。

 一方で、実際に活動をする際には「団体の理念に対して自分は共感できるのか」「団体と関与の度合いについて合意形成はできるのか」など、慎重に見極める必要もある。このような注意点を念頭に置きながら、プロボノ活動に一度参加してみてはいかがだろうか?

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