1. 明暗分かれた年末年始商戦、外国人客の消費盛んに 消費増税の反動減の影響は?

明暗分かれた年末年始商戦、外国人客の消費盛んに 消費増税の反動減の影響は?

  • 2961views
  • 0fav


出典:www.flickr.com

 消費増税に伴う反動減から持ち直した企業と、そうでない企業。年末年始商戦が一通り落ち着いた今、その明暗が分かれる形となった。

 百貨店、家電、衣料品店など好調な売上を見せる企業がある一方で、車など耐久消費財は苦戦が続いた。

消費の傾向は

 昨年四月に実施された消費増税とそれに伴う増税前の駆け込み需要。その影響により多くの企業が前年同月比減の結果かと思われたものの、好調な売上を見せる企業もあった。
 
 大手百貨店では明暗が分かれる結果となった。大手五社のうち、三社が前年同期比で増。正月三が日の売上では大手四社(三越伊勢丹、そごう・西武、高島屋、大丸松坂屋)中、二社が前年比プラス、二社が同比マイナスとなった。しかし各社ともに免税品の売上が2~3倍の伸びを見せ、外国人客の消費頼みの格好となった。

 家電量販店ではボーナス増の影響などを受け、単価の上昇がみられた。ビックカメラでは正月三が日の売上が前年同期比で10%上回りヨドバシカメラでも旗艦店の売り上げではビックカメラと同程度の伸びであった。

 大手旅行代理店のJTBでも円安の影響もあり海外旅行は5%減ったものの、長期の旅行や旅行客の選ぶホテルのグレードが上がったことから取引額としては前年比微増となった。

新車の国内需要は低下も海外では好調か

 一方、自動車は苦戦が続いている。十二月の新車の販売台数は8%減と五カ月連続の前年割れ。初売りの受注は2割強落ち込んでいる。国内需要の低下に打開策を見いだせていないのが現状だ。

 国内では苦戦が続いているが、それとは対照的に海外での売れ行きは好調だ。アメリカでは昨年一年間の新車販売台数が1650万台を超え8年ぶりの高水準となるなど、海外での車の需要は高い。各社、国内消費の減少を海外需要の上昇で賄っている形だ。


 国内消費が落ち込む中、自動車や百貨店など高額商品を扱う分野では外国人客、あるいは海外需要頼みの格好となっている。消費増税の影響から抜け出し、国内消費が活気を取り戻すにはもう少し時間がかかりそうだ。

 


U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう
この記事を報告する