1. ”伝説の外資トップ”が授ける、人の上に立つあなたへのアドバイス。『経営の処方箋』

”伝説の外資トップ”が授ける、人の上に立つあなたへのアドバイス。『経営の処方箋』


 部下を抱える年齢になったけれど、彼らのことを活かしきれていない気がする。そんな不安は、多くの人が抱えるもの。

 そんな不安を解消するのが、『経営の処方箋---社長の悩みに効く67のアドバイス』。これは、20年以上経営者をつとめた新将命氏が、これまで様々な場面で受けてきた質問を一問一答形式でまとめた本です。

 この本には、経営者でなくとも、人をまとめる立場の人なら誰しもぶつかる壁への具体的な対処法が書かれています。ここでは、その一部をご紹介します。

社員の士気が上がらない。どうやって動機付けすればいい?

 新氏は社員の士気を高める要素、3Kを提示します。

1.環境

 環境には、職場のキレイさなどの物理環境、残業をしがちになっていないかなどの時間環境、良い仲間、上司に恵まれているかなどの人間環境という3つの環境が存在。

 基本的ではありますが、これら3つの環境を整えることで、確実に社員の士気は高まります。

2.金

 これは言うまでもなくお給料のことです。決してお金が全てだという訳ではありませんが、お金ナシでは生活が成り立たないのも事実。仕事相応のお給料が出るなら、多少大変でもやる気が湧いてきます。

3.心

 3Kの中で最も重要なのが第三の要素、です。仕事に対して前向きになることができれば、他の2つに多少不満があっても「この仕事を続けたい」と思うはず。

 士気を高める秘訣を盛り込んだ、新氏自作の歌が「聴く決める巻き込み任せ褒め叱り報いて語れば動機内燃」というもの。その詳しい内容は、ぜひ本書を読んで確かめてみてください。

「方向性を示す」とは、具体的に何をすればいいの?

 仕事の指示だけでなく、迷う部下たちに方向性を示すのも上司の役割です。新氏は、方向性は「いまどこだ」「どうなりたい」「何をどうやる」「どうなった」の4点セットで示すべきだと言います。

①いまどこだ

 会社の現状、立ち位置について、社員全員が認識を共有すること。

②どうなりたい

 理念と目標。理念は大きな理想で、目標はそれを具体的に数値化したもの。

③何をどうやる

 戦略(何をやるか)と戦術(どうやるか)という目標達成の方法を示す。より重要なのは戦略。

④どうなった

 PDCで言えばC。ここで評価・学習・反省・改善を行う。

 以上の4つが、「方向性を示す」の具体的な方法です。これを①から④まで順番に行うことで、明確な方向性を部下たちに示すことができるそう。向かう先がわかっていれば、常にそれを意識して仕事に取り組むことができますよね。

 当書では、具体的な例や表を用いながら、リーダーならではの様々な悩みに新氏が答えています。"伝説の外資トップ"とも呼ばれる著者からの処方箋を、受け取ってみては?

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