1. 1人の子育ては、10人の部下のマネジメントに匹敵する。男性の育児参加が仕事にもたらすメリット

1人の子育ては、10人の部下のマネジメントに匹敵する。男性の育児参加が仕事にもたらすメリット

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 2010年の流行語大賞になった「イクメン」。この言葉が象徴するように、今までほとんど女性の仕事であった育児に、積極的に参加する男性も増えてきた。男性が育児休暇を取ったり、男性の管理職が育児のしやすい環境を整えたりする動きもあるが、それでもまだまだ男性の育児への参加率は低いのが現状である。

 男性の育児参加は、女性の負担を減らすだけではない。子育てが仕事の効率アップに繋がるかもしれないのだ。

1人の子育ては10人の部下をマネジメントするのに匹敵する

 企業のコンサルタントとして活躍する東条健一氏は、自閉症の娘を育てる父でもある。もともとバリバリのビジネスマンだった東条氏は、娘が生まれた時には全く育児に参加するつもりはなかったそう。しかし、娘が自閉症であることがわかり、育児に参加せざるを得なくなった。自身の子育て経験から以下のようなことを語っている。

仕事ではよくマネジメント能力が大事って言われますよね。ぼくは、子ども1人の世話をした経験があるなら、それは部下10人をマネジメントした経験と一緒ぐらいだと思います。

出典:「育児をしない男は損」 自閉症の娘と向き合った父親が語る、部下10人の ...

 東条氏は仕事人間から一転して育児を行うも、なかなかうまく行かず、今まで仕事が出来る人間だと思っていた自分が何もわかっていなかったことを知ったのだ。

子育てをすると仕事の効率が上がる理由

 東条氏も「育児をして戻ってきた方が圧倒的にパフォーマンスが上がる」と語っているように、子育てをすると仕事の効率が上がると感じている人は多いよう。子育てが仕事の効率を高める理由とは、一体いかなるものなのだろうか?

限られた時間の中で仕事をこなそうという意識が働くようになる 

 育児中は想像以上に時間がないものだ。例えば、保育園が16時に終わるとしたら、育児中の人は16時に子供を保育園に迎えに行くことになる。そうなると、必然的に仕事も16時前までに終わらせなければならない。その結果、「限られた時間の中で、いかに効率よく仕事をこなすか」を考えるようになる。仕事のパフォーマンスが上がり、早く質の良い仕事が出来るようになるのである。

異なる視点や価値観が問題解決に繋がることも

 また、育児休暇を取得したことのある人にアンケートをとった結果、育児休暇取得のメリットとして「違う視点や価値観を持てた」という意見が多く挙がっている。会社以外のコミュニティで異なる視点や価値観に触れることで、仕事の問題解決の糸口を見つけられることも。これも、仕事を効率的に進める上で役立っていると言えるだろう。

男性が育児に参加していく可能性

 以前に比べ、男性が育児に参加する比率は高くなっている。男性も育児休暇を取得しやすいよう、男性管理職を「イクボス」として置いたり、マネイジメント層が積極的に育児休暇を取得したりする企業も増えてきている。

 今後もこういった制度を積極的に取り入れる企業が増えてくれば、男性の育児参加が一般的になる日もそう遠くはないかもしれない。


 仕事にとって子育てはマイナスに捉えられがちだが、子育てを経験しているからこそ出来る仕事や、やりやすくなる仕事もたくさんある。男性も積極的に育児に参加することで、今まで取り組んでいた自分の仕事が非効率に思えてくるかもしれない。

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