1. 会計、税務のワーキングマザー。理想的な環境とは?

会計、税務のワーキングマザー。理想的な環境とは?


 女性が働くことはもはや一般的ですが、ワーキングマザーとなると数がぐっと減ってしまいます。そこには核家族化の中で家庭と仕事を両立させる難しさがいつもつきまといます。会計や税務のプロフェッショナル職の女性たちは、お金のためだけでなく、自分のために充実感を得られる仕事を続けたいと思われている方も少なくないでしょう。

 しかし、ワーキングマザーには難題がたくさん。保育園への送り迎え、急な子どもの病気など職場への理解は必須ですし、仕事で疲れて帰っても育児と家事に追われる平日はへとへとになってしまいます。

 そこで今回は会計・税務業界のプロフェッショナル職の女性たちに子育てをしやすい職場選びと周辺環境の整備ついて提案をしたいと思います。

会計・税務のワーキングマザーのため、まずは周辺環境を整えましょう

 ワーキングマザーが活躍しするためには、まず夫の協力が必須です。

 ただでさえタフなプロフェッショナル職、仕事と育児と家事を一人で回していたら倒れてしまいます。産休中でも夫には子供が生まれたその時から育児に関わってもらう必要があります。自分が仕事に復帰して猫の手でも借りたい時に、やった事がないからわからないと言われても、もう遅いのです。

 そして可能ならば祖父母などのサポートを受けられやすい場所に住むこと。それが難しい場合には病児病後児保育・ファミリーサポート・ベビーシッターなど、いざという時にサポートしてくれる機関と契約をしておきます。休めないときに限って子供が熱を出したりします。または急に残業しなければならない時もあるでしょう。そんな時の力強い味方です。

ワーキングマザーが活躍するために肝心なこと、どんな職場で働くか。

 次に職場についてです。私は過去、某大手会計事務所で勤務していましたが、繁忙期の忙しさは常軌を逸していました。土日休みはもちろんなし。0時前に会社を出られることはありませんでした。自分の誕生日になる瞬間を会社で迎えて、泣きたい気持ちになったのを覚えています。

 もちろん会計事務所は様々ですから、そんな環境ばかりではないでしょう。しかしここまででなくとも、監査や税務申告の時期などは比較的長い期間繁忙期が続くため、この時期の子育ては厳しいものがあります。

 やはりワーキングマザーとしては残業時間をいかに抑え、忙しい時期を予想して、事前の対策ができることが重要になってきます。そして職場に理解があること。私がここで提案したいのは外資系事業会社の経理・税務職です。外資系の経理部は女性が多く、トップも女性であることが珍しくありません。女性の多い職場はすでにワーキングマザーも活躍していることも少なくなく、職場の理解があることが多いようです。また、やりがいの面でも実力次第で役職につくことができます。そして丹念に探せば勤務スタイルが柔軟な会社が出てきます。月に何度かは自宅勤務を認めたり、フレックス勤務を存分に利用できる会社もあります。

 ただ、ここで守らねばならないことは、担当業務は責任を持ってやり遂げることです。外資系は総じて少数精鋭で、バックアップが不十分な場合が少なくありません。子どもが病気の時に会社を休んでもメールなどでコミュニケーションを取れる状態にし、必要であれば仕事を進めます。どの職場でも同じですが、責任を持って質の良い仕事をすることで職場との信頼関係を築くことができ、多忙ながらも充実した日々を送ることができます。

 ワーキングマザーの毎日はタフですが、今後、子育てもキャリア形成も両立するプロフェッショナル職の女性が増えていくことを願ってやみません。

カイケイ・ネットナビゲーターによるコメント

女性の社会進出が叫ばれて久しいですが、未だに環境整備が追い付いていないの が実情です。女性が働きやすい環境を作る事は、①労働力不足の解消、②少子化対 策の改善、の2点に対し一石二鳥の対策です。
技術の進歩は著しく、長時間労働ではなく在宅勤務でも多くの業務をこなせる時 代ですしね。日本経済再浮上のキーはここにあるのではないでしょうか。


(カイケイ・ネットナビゲーター幅岸 健一郎MS-japanコンサルタント)


<この記事はカイケイ・ネットが提供しています>

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