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あなたの仕事の8割は無駄かもしれない。効率を高める「パレート式仕事術」とは?

Rio

2015/01/22(最終更新日:2015/01/22)


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 あなたは「早くやろうと思っていたのに、結局いつものように締め切りギリギリになってしまった」という経験はないだろうか? 「平等に与えられた時間をどのように使うか」によってその後の成果はに大きく左右される。出来れば短時間で成果を出したい、という思いは誰しもが思うことであろう。

 時間管理においては、一般的に「与えられたことをいかに効率良くこなす」について考えられがちだが、実はあまり効果がない。もっと重要なことは「やるべきことを減らすこと」である。
 
 今回は、特に企画書作りなどで大いに役立つ、短時間で高い質の仕事が出来るようになる「パレート式仕事術」をご紹介したい。

パレート式仕事術とは?

 皆さんは「パレートの法則」をご存じだろうか? これは、経済学者パレートによって提唱された「社会全体の所得は、上位2割の人がその8割を占める」という理論である。この理論を仕事に活かすことで、時間の無駄をなくし、質の高い仕事が出来るようになる、というのが「パレート式仕事術」である。

 パレート式仕事術は、全体の計画の中の2割の時間で、8割の「見た目の完成」を目指す、というのが基本的な考え方である。

パレート式仕事術のポイント

細部にこだわりすぎない

 細部にこだわりすぎると、与えられた時間をめいっぱい使って完成させようとし、完成間近まで人に見せる機会を作れない。そのため、途中で問題や改善点が浮上してきても修正する時間が取れず、結果的に品質は落ちてしまう。

 パレート式仕事術で大切なのは、「完璧でなくても良いので、短時間で全体像が見えるレベルまで完成させる」ということ。

とにかく人に見せる

 いくら緻密な計画を立てても、いざ実行してみると上手くいかないことや改善すべき点が浮上してくる、というのはよくあること。早い段階で人に見せておけば、より多くの意見をもらうことが出来る。そうすることで、修正の時間を多く設けることができると同時に、実行後の失敗を事前に防ぐことが可能だ。結果的に、質の高い仕事を出来るようになる。


 今回は、パレート式仕事術を企画書作りにあてはめて紹介したが、「短時間でおおまかな全体像を掴む」という考え方は他の仕事においても応用可能である。例えば、情報収集。短時間で要所だけ掴むという姿勢で情報を見ていけば、より多くの情報に触れることが出来る。

 完璧にこなそうとして失敗してしまう、という方は是非一度「パレート式仕事術」を取り入れてみては?

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