1. 日本でも数多く消えていったシェアサービス。生き残る鍵は意外なものだった?

日本でも数多く消えていったシェアサービス。生き残る鍵は意外なものだった?


 日本を代表するシェアサービスが集まり、日本におけるシェアリング・エコノミーの発展などを語り合うイベント「シェアカンファレンスVol.2」が12月10日(水)に開催された。

 「日本でシェアサービスは普及しない」という声も多く聞こえるが、実際はどうなのだろうか? ここでは2011年にサービスを開始した「trippiece」「軒先.com」「Crowd Bank」を運営する経営者がこれまでの道のりを振り返った。

3年前に比べ、日本にもシェアサービスは普及してきた

 今でこそユーザー数7万人を突破し、2000件もの旅行企画が生み出されているソーシャル旅行サービス「trippiece」。しかし、サービス開始時はユーザーに「ソーシャル旅行」という形が受け入れられなかったそうだ。

 代表の石田氏は、「知らない人と旅行なんて行かないと言われていた」と振り返る。しかし、その状況も少しずつではあるが確実に変わってきているという。そうした流れを示すように、不動産や駐車場などをシェアする類似サービスが増えてきている。

課題はやはり「スケーラビリティ」!?


 日本でも増え始めているシェアサービスだが、収益性に関して未だ懐疑的な声は多い。黎明期からサービスを開始している「軒先.com」の西浦氏はこう語る。

 「不動産の場合は利用人数が顕在化していても、サプライヤー(不動産を持っている人)の意識をいかに変えていくかが肝になる」

 やはり「規模の拡大」に課題を感じているそうだ。「Crowd Bank」の大前氏も、とにかく規模を大きくしていくことに注力しているという。

シェアサービスが生き残る鍵は「根気強さ」にある


 では、数多くのシェアサービスが消えていった中、3つのサービスが生き残った要因は何なのだろうか? 「trippiece」の石田氏は「根気強さ、諦めないことにある」と語った。

 ソーシャルゲーム、ECのサービスとは違い、急激な成長が見込みづらいシェアサービスだが、ユーザーとの距離が近いため、喜びの声などを直に聞くことができるそうだ。その声を信じ、諦めずにやり続けていった結末が今の形ということだ。


 AirbnbやUberが話題となっているが、日本発のシェアサービスはまだ認知度は低い。しかし、日本にもこうしたサービスが着実に広まりつつある。彼らのサービスが今後、世界を席巻するようなサービスになっていくことを期待したい。

U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう
この記事を報告する