1. プレゼンが苦手な人には、苦手なりの方法がある。『自分の考えを「伝える力」の授業』

プレゼンが苦手な人には、苦手なりの方法がある。『自分の考えを「伝える力」の授業』

出典:pixabay.com

 ビジネスパーソンには会議やプレゼンなど、どんなに苦手でも意見を伝えなければいけない場面があります。苦手意識が強く、いつも上手くいかないと思ってしまう人もいるのではないでしょうか?

 プレゼンが上手い人の真似をしたとしても、すぐには上達しませんよね。慶応義塾大学を始め、さまざまな大学で「考える力」や「プレゼン」の講師をしている狩野みき氏によると、意見を述べることが苦手な人に適した方法があるそうです。

 その方法が詳しく紹介されている狩野氏の著書『自分の考えを「伝える力」の授業』から、一部をご紹介します。

誰でも簡単に人に意見を伝える方法

 著者によると、発言するのが苦手な人でも少しのルールを意識すれば、簡単に人に意見を伝えることが出来るそうです。

定義をシンプルに、初めに全体の流れを伝える

 まず、相手に何を伝えようとしているのかを自分自身で理解する必要があります。その意見を子供に伝えても通じるのだろうかと意識して客観的に振り返ると、伝わりやすい意見かどうか確かめることができるそうです。

 そのために、意見の土台となる定義付けはシンプルなものにします。ただし、シンプルといってもあまり言葉を省略するのではなく、一言で意味が伝わる程度のシンプルさにまとめましょう。

 著者によると、意見をまとめて最終的に伝えるときは、結論を中心に意見の全体の流れを最初に説明してしまうのがコツだそうです。

反論することは議論に貢献すること

 反論という言葉をイメージすると、人の意見に対して文句を付けることをイメージしがちかもしれません。しかし、きちんと考えた上で行う反論であれば議論の偏りを正す役割を持ちますので、反論することは議論に貢献することだという意識を持つことが大切です

 注意点として、議論に無関係な意見をすることや相手の人格否定をするような意見をしないということが挙げられます。

 具体的なコツとして、相手の意見が「なぜそうなるのか?」を考えること。例えば、「先ほどおっしゃっていた件に関してですが」と前置きを入れると、発言がスムーズに出来るそうです。

相手の意見を聞き、受け止める

 反論の話にも繋がりますが、意見を伝え合う場で一番重要なのが相手の意見を最後まで聞いた上で、一度受け止めることです。意見を受け止める姿勢を意識するだけで、相手の意見を尊重しているということを表現できます。

 もし議論の途中で相手から質問された場合、それに対して質問で返してしまわないように注意します。質問に対して、完璧な回答をする必要はないので正面から受け止めるようにしましょう。

 相手の意見を聞き、受け止めるということは相手を尊重するだけでなく自分にとってのメリットもあります。それは、議論全体を通しての軸が見えるため、次に意見をするとき何を伝えるべきか考えやすくなるというもの。


 今回は『自分の考えを「伝える力」の授業』から、意見を伝えやすくする簡単な方法を中心にご紹介しました。本書の中には他にも、グローバル基準でプレゼンをする方法や、シーン別の方法も述べられているので興味のある方はぜひ読んでみてください。


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