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強い組織は、主体的な個人が作る。フォロワーに対する「オーナーシップ」の引き出し方

ryoka

2015/01/05(最終更新日:2015/01/05)


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by USAID_IMAGES
 
 チームで活動する上で不可欠なリーダーシップ。しかし、それぞれが当事者意識を持ってチームに参加していない場合、リーダーの力だけでは良い結果を生み出すことは難しい。普段気にされることは多くない「オーナーシップ」だが、もう一度見直すことで、チームの課題の新たな解決策を見つけ出すことが出来るかもしれない。

見落としがちな「オーナーシップ」を意識しよう

 「オーナーシップ」とは、課題に対する”当事者意識”やその課題に取り組もうとする意識のこと。

 チームで何かを達成しようとする時には、多くの苦難が立ちはだかる。その時、苦しいことがあっても、自分自身が課題を乗り越えて結果を出そうと取り組む姿勢に「オーナーシップ」は表れる。

 オーナーシップを持った人間が多くいる組織とは、チームで取り組む課題を自分事として考え、様々な問題に自分から積極的に取り組む個人の集合である。当然、リーダーだけがチームに対して積極的に働きかけている組織よりも、推進力のある組織でいられるであろう。

フォロワーの「オーナーシップ」を引き出すには

 推進力のあるチームを作り出す「オーナーシップ」。リーダーは、うまく個人のオーナーシップを引き出し、チームを強くすることが求められる。「オーナーシップ」を引き出すにはいくつか押さえておくべきポイントがある。

責任と権限を与える

 フォロワーに「オーナーシップ」を持ってもらうには、一定の責任と権限を与えることが効果的だ。自分が「やらなければならないこと」と同時に「できること」を手に入れたフォロワーは、仕事に大変さを感じるものの、今までよりも強くやりがいを感じられ、より強く責任を果たすよう努力するだろう。 

情報を徹底的にオープンに保つ

 一部の人間に情報が集まってしまうと、その情報の外側の人間は士気が下がってしまう。また、責任と権限を与えている場合、正しい判断ができない状況になり、「オーナーシップ」を発揮させる環境ではなくなってしまう。

 情報をオープンに保つことをとにかく意識したチームでは、問題の大きさに関係なくそれぞれに情報が共有されることから、リーダーと同様の危機感や責任感を感じることが出来るとともに、全てのメンバーが同じ情報量で判断を行うことができるだろう。


 オーナーシップを引き出すということは、当事者意識を持った個人を育てることである。オーナーシップを引き出す方法を身につけて、全員が全力で仕事をする組織をつくっていこう。

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