1. ビジネスの成功は失敗から生まれる。効率的にアイデアの実現する「リーンスタートアップ」という考え方

ビジネスの成功は失敗から生まれる。効率的にアイデアの実現する「リーンスタートアップ」という考え方

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 スタートアップが数多く存在するシリコン・バレーで生まれた理論「リーンスタートアップ」。これまでは、主に起業家が参考にしてきた理論とされてきたが、コストを節約し、事業を成功させる理論として、企業内で企画のプロジェクトリーダーや商品開発を行うビジネスマンにとっても必要な考え方かもしれない。すでに知っている方も多いかもしれないが、今一度見直す価値はありそうだ。

「リーンスタートアップ」という考え方

 リーンスタートアップとは、起業家であるエリック・リースが提唱した理論で、事業立ち上げに関して、仮説実行、軌道修正のプロセスを素早く繰り返し、「無駄のない」方法で事業を成功させようとする手法である。リーンスタートアップの考え方で大事なポイントは大きく分けて3つである。

完全な完成の前にとにかく人に見せるべき

 せっかくのアイデアをこだわって形にしても、人に見せたときに共感を得られなければゼロからやり直さなければならない。それは非効率的である。

 リーンスタートアップの考え方では、アイデアは最低限形にし、できるだけ早い段階でフィードバックしてもらうことで、無駄なく成功しやすいアイデアに注力することが大事にされる。

軌道修正しながら、完成させていく

 上記のように、まだ最低限の形にしかなっていない状態で他者に見せることの目的は、「データを集める」ことだ。最初から良い評価を求めて発表するわけではない。反応を見ながら、さらに開発を進めるべきなのかどうかや、どのような方向性で開発していくべきかを決めていく。

 最終的にアイデアが完全に形になる頃には、多くの人間の意見を踏まえ、より良い製品が出来ているのである。

無理なら早めに方向転換

 反応を見る中で「これは継続すべきではない」と思ったら、早めに方向転換(ピボット)すべきである。継続しても成功の望みがない事業を長期間続ければ続けるほど、コストが無駄になってしまう上に方向転換しづらくなる。

 リーンスタートアップの考え方に則っていれば、リスクを最小限にとどめて、企画を実行に結びつけられる。

ビジネスマンにも必要な「リーンスタートアップ」

 「リーンスタートアップ」によってもたらされる効果は、「無駄が少ない」「リスクを最小限に抑えられる」などがある。

 これは起業家だけでなく、ビジネスマンにとっても嬉しい効果ではないだろうか。例えば、プロジェクトリーダーであれば、進行中のプロジェクトに関して日頃から周りの人の反応を気にかけていれば、無理矢理進行して失敗することを防げる。商品開発をするビジネスマンに関しても、無駄が少なければ、ユーザーに愛されるために必要な事柄に対してより多くの時間やコストや労力を割くことが出来る。無駄なくスピーディーにアイデアを進歩させていくことができるのだ。


 コストをできるだけかけずにビジネスを成功させたいという思いは、起業家もビジネスマンも変わらない。今まで自分には関係ないと思っていた「リーンスタートアップ」の考え方をチームの業務プロセスに取り入れることで、効率的に仕事をこなすことができるようになるかもしれない。

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