1. 「褒める」上司は78%、「感じる」部下は48%。あなたは上司に褒められていると感じますか?

「褒める」上司は78%、「感じる」部下は48%。あなたは上司に褒められていると感じますか?

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 上司と部下の関係は、仕事をスムーズに行う上で非常に重要なもの。お互いの関係性が良好で、信頼関係が築けていればいるほど生産性は高まります。
 
 そのために上司が出来る手段の一つとして「褒める」ということが挙げられます。しかし、褒め方を間違えると部下のやる気を引き出せないばかりでなく、褒めていることにすら気づかれない可能性も。こんなすれ違いのコミュニケーションでは、信頼関係を築くことなど到底出来ません。

褒めているつもりでも部下には伝わっていないかも?

 日本生産性本部の調査によると、「自分は部下または後輩を褒めている」という質問に対して、「褒めている」と答えた上司は78.4%。一方で、「自分の上司は褒める方だ」と答えた一般社員は48.6%という結果に。上司の「褒めている」という実感と、部下の「褒められている」という実感との間には大きな差があるということがわかります。

 だからと言って、闇雲に褒めたり、おだてたりすると逆効果になってしまうことも。では、どのように褒めれば部下のやる気を上手く引き出すことが出来るのでしょうか?

効果的な褒め方のカギは"期待度"

 人は他人に期待をされると、その期待に応えようと行動して成果を出します。これは、1964年に米国の教育心理学者ロバート・ローゼンタールによって提唱された「ピグマリオン効果」というもの。この理論を部下の育成に活かせば、部下が上司の期待に応えようとやる気を出し、結果的に部下の能力を伸ばすことが出来るという訳です。

 ここで大切なのが、期待度です。部下が主体的にならなければ、上司がいくら働きかけても効果はありませんので、上司から期待を向けられているということをきちんと部下に認識させる必要があります。しかし、過度の期待を寄せてしまうと、プレッシャーになってしまい、やる気を減退させてしまうことも。期待を上手く伝えながら部下を褒めることが非常に大切です。

期待を上手く伝えてやる気を引き出す褒め方のコツ

過程や努力を褒める

 仮に結果が振るわなかったとしても、過程や努力が褒められれば次の仕事に対しても前向きな姿勢を保つことが出来ます。過程や努力は日頃から部下の様子を見ていないと気付けない部分です。なので、結果を褒める以上に「この人は自分をよく見てくれている」という信頼感を部下に持たせることができ、部下としては失敗を恐れずに次の仕事に挑戦出来るという訳です。

些細なことでも具体的に褒める

 上司が出来ることでも、部下には出来ないことはたくさんあります。にもかかわらず、上司は自分の尺度で部下の仕事を評価してしまいがち。部下をその能力に合わせた尺度で評価し、些細なことでも褒めるべきところを褒めることで、部下の意欲の向上に繋がります。

 また、具体的に褒めるということも大切なポイントです。抽象的な表現よりも「この文章が前よりも簡潔でわかりやすくなった」などと具体的に褒めることで、部下は褒められているとより認識しやすくなります。


 人間は自分を認めてくれる人に自然と心を開くものです。上手な褒め方で、部下の心を開いて信頼関係を築ければ、部下はモチベーションを高く保って仕事に取り組めるはずです。そうすれば、今までよりももっと高い目標にも一緒に挑戦出来るのではないでしょうか?

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