HOMEビジネス てんかんと上手くつきあう。疲労度をモニターし、いつでも知らせてくれるデバイス「Embrace」

てんかんと上手くつきあう。疲労度をモニターし、いつでも知らせてくれるデバイス「Embrace」

我妻柚也

2014/12/25(最終更新日:2014/12/25)


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てんかんと上手くつきあう。疲労度をモニターし、いつでも知らせてくれるデバイス「Embrace」 1番目の画像

 皆さん「てんかん」という病気をご存知でしょうか? 脳の神経細胞が過剰反射して起こる病気で、急な発作による痙攣や意識混濁によって交通事故が起こった事件はTVのニュースなどでも一時期話題になりました。しかし、てんかんは上手く付き合えばコントロールしていける病気とも言われています。

 今回は、てんかん発作を持つ人のために開発された、てんかんと上手く付き合うためのスマートウォッチ「Embrace」を紹介したいと思います。

てんかんと上手くつきあう。疲労度をモニターし、いつでも知らせてくれるデバイス「Embrace」 2番目の画像

 「Embrace」は、見た目がスマートウォッチ型のちょっとオシャレなウェアラブルデバイス。腕につけていれば24時間、体の調子を専用のスマホアプリにモニターし、ストレスや疲労のたまり具合が一定を超え、発作が起きそうな生活リズムの時にはバイブレーションで知らせてくれます。

てんかんと上手くつきあう。疲労度をモニターし、いつでも知らせてくれるデバイス「Embrace」 3番目の画像
出典:www.youtube.com

 また、実際に発作が起きた時には、デバイスに登録された家族や友人に連絡が行くようになっており、緊急時に最悪の事態にならない工夫もされています。

 「Embrace」は現在Indiegogoで資金を募っており、出資をするとてんかんを患っている子供にも1つ「Embrace」が贈られるキャンペーンも実施中です。


 てんかんはまだまだ世間からしっかり理解されておらず、誤った解釈がされていることも多々あります。この「Embrace」があれば、科学的にてんかんをコントロールすることもでき、キチンとした理解も得られるようになるはず。ぜひ、プロジェクトが成功し普及していって欲しいですね。





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