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「悩まない」のは案外簡単?『悩まない——あるがままで今を生きる』

Haruka Sato

2014/12/19(最終更新日:2014/12/19)


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出典:static.pexels.com

 家族や会社、地域や趣味の場。所属しているコミュニティの数が増えれば、関わる人の数も増えますよね。それぞれで異なる人間関係に、心を悩ませることもあるのでは?

 様々な医療の現場で臨床医として人々に携わってきた矢作直樹氏は、「悩みと上手に付き合いながら、今を楽しむ。今を楽しむことで、生きていることを実感する。これが人生で最も大切なことです。」と語っています。
 
 限りある人生なのですから、悩みに費やす時間は極力減らしたいもの。今回は、矢作氏の著書『悩まない——あるがままで今を生きる』から、人間関係の悩みを軽減する方法をご紹介します。

「対面する」のが意思疎通の近道

 便利なツールが増え、最近では一度も会わずに最初から最後まで仕事をすることも可能になりました。しかし、情報空間でのやりとりが増えるほど、コミュニケーション上の衝突も増えると矢作氏は言います。

 たしかに、文字だけでやりとりをしていると趣旨の取り違えなどが起こりやすく、意思の疎通に時間がかかってしまうことがありますよね。

 実際に会って話をすることで、自分の作り上げた相手のイメージではない、その人本人との双方向のやりとりが初めて可能になります。相手の話に対してその場で質問することができれば意思疎通もスムーズになり、よりよい形での合意に至ることができそうです。

家族とは「つかず離れず」の関係に

 仕事や友人関係の悩みはもちろんですが、家族との関係に悩んでいる人も案外多いもの。これらの原因には、近しい関係だからこそ嫌なところが目についてしまったり、過度な期待をしてしまったりすることがあるようです。

 中でも、「親にはこうあってほしい」というような相手への期待や、「いい親でありたい」という自分への期待は、家での閉塞感につながってしまいます。

 親子、夫婦、兄弟と言っても一人ひとりが違う人間です。他人と接するときと同じように、お互いを尊重し、「互いにあるがままでいい」という意識を持つことが大切になります。


 ここでは、『悩まない——あるがままで今を生きる』から、人間関係の悩み解消に関するトピックを取り上げました。

 他にも本書では、今を楽しみ充実させるための考え方や行動について述べられています。多くの命と向き合ってきた著者の言葉から、新たな気づきが得られるのではないでしょうか。


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