1. バランスじゃない、新しい仕事と生活の両立法「ワークライフインテグレーション」のメリット

バランスじゃない、新しい仕事と生活の両立法「ワークライフインテグレーション」のメリット

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出典:www.flickr.com

 キャリアの考え方は人それぞれ。近年よく耳にするようになったワークライフバランスという考え方にも見られるように、仕事とプライベートを分けて考えている方も多いと思います。けれど、仕事が楽しくなってイキイキと働くことが出来れば、プライベートも充実すると思いませんか?

 そんな風に仕事とプライベートをあえて分けずに統合する、「ワークライフインテグレーション」という考え方が注目され始めています。

ワークライフインテグレーションとは......?

 自分の人生観を軸として、仕事とプライベートをあえて分けず、統合することで双方の充実を図るという考え方。これにより、生産性や成長度を高めると同時に、生活の質を向上させていく中で、より多くの充実感や幸福感を得ることを目指します。

 対照的な考え方として挙げられるのが、ワークライフバランス。ワークライフバランスは仕事とプライベートを対立的に捉え、バランスを考えながら両立を図るものですね。ワークライフインテグレーションはその考えを一歩先に進め、両立ではなく統合を目指すという点でワークライフバランスと大きく異なっています。

なぜ今ワークライフインテグレーションが注目されるのか?

 戦後の高度経済成長を支えた日本人の働き方は、「会社に忠誠心を持って仕事に専念する」という専念型の働き方でした。しかし、専念型の働き方では偏った能力しか身につかず、複雑化する社会問題に太刀打ちできないということで、働き方そのものが見直されることに。そこで登場してきた概念が、ワークライフバランスです。

 さらに、ワークライフバランスのように仕事と生活を分離させて優先順位をつけるよりも、2つを統合させた方がより多くの能力を得られるのではないか、という考えで生まれてきたのがワークライフインテグレーションという訳です。

 また、このような考え方が登場してきた背景には、長時間労働の問題も挙げられます。世界に比べても、日本人の働き方は仕事依存症の傾向が強いです。仕事依存症に陥ると、長時間労働をしても生産性は低くなりがち。このような時間生産性の低い働き方を改めるためにも、ワークライフインテグレーションという考え方が必要になってきたと言えます。

ワークライフインテグレーションのメリット

複合的な能力が身に付く

 今後、情報化社会が進めば進むほど仕事の分業化も進んでいきます。しかし、仕事にだけ注力していては、仕事以外で使わない能力が退化してしまいます。思考だけでなく、感情や直感が大切となる創造的な仕事をしていくためには、創造的な能力を仕事以外の部分で養っていく必要があります。仕事だけでなく、生活も充実させることで、仕事ではあまり使わない部分の能力を伸ばすことが出来るということです。

幸福度が高まる

 専念型の働き方やワークライフバランスの考え方では仕事と生活を切り分けて考えているため、優先順位をつけて上手くいかないとストレスが溜まりやすくなります。しかし、ワークライフインテグレーションの考え方であれば、仕事と生活の間には壁がありません。そのため、仕事も人生も同時に楽しむことで相乗効果を生み出せ、結果的に幸福度を高めることが出来ます。

視野を広げる

 職場以外の人と接する機会が持て、視野が広がるという点もワークライフインテグレーションのメリットだと言えます。仕事にばかり取り組むだけでは、人付き合いが狭くなってしまいがちです。そうなると、キャリアに対しても限定的な見方しか出来なくなってしまいます。背景や経験が異なる人と接することが出来れば、様々な生き方を知ることができ、自分のキャリアに対しても視野を広く持って考えることが出来るようになります。


 仕事以外でも多様な人々と関わり持つことは、自分のキャリアや人生の選択肢を広げるためのヒントを与えてくれます。仕事と生活の両立に行き詰っている方は、仕事と生活に優先順位をつけず、双方の充実を目指すワークライフインテグレーションの考え方を取り入れてみてはいかがでしょうか?

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