1. やりたいことがあっても、実現しなければ自由じゃない。『自由をつくる自在に生きる』

やりたいことがあっても、実現しなければ自由じゃない。『自由をつくる自在に生きる』

出典:www.lifeofpix.com

 大人になるほど自由が奪われていくと感じたことはないでしょうか? 特に会社などの組織で行動する場合、何でも自分の思い通りという訳にはいきません。

 しかし、『自由をつくる自在に生きる』という本を書いた森博嗣氏によると大人であるほど自由に生きることができるそうです。彼は元々国立大学の教員でした。公務員という一見堅そうな職場に勤めながらも小説家として成功を収めており「自由」に働くことを実現させました。

 本書は、森博嗣氏の多彩な経験から語られる、「自由」についての考察が非常に興味深いのでご紹介します。

そもそも、「自由」とは?

 皆さんは、「自由」と聞いて何をイメージするでしょうか。著者は「自由」について、以下のように定義しています。

自由というのは、「自分の思いどおりになること」である。自由であるためには、まず「思う」ことがなければならない。次に、その思いのとおりに「行動」あるいは「思考」すること、この結果として「思ったとおりにできた」という満足を感じる。その感覚が「自由」なのだ。

出典:森博嗣(2009)『自由をつくる自在に生きる』


 例えば、子供は「自由気まま」なイメージがあります。しかし、「したいと思う」ことは出来ても親の制限や身体的にまだ未熟なことから、実は不自由なのだと著者は述べています。

 世の中にある制限や支配に対して、「思考」と「行動」で「思う」ことを実現させていくことが自由に生きるということなのだそうです。次に、私たちが自由を制限されている具体的な例と、自由を得るための方法を見ていきましょう。

自由を得るために必要なこと

 人間が生きていく課程において、すべてが「自由」ではありません。私たちは、想像以上に「制限」や「支配」のもとで生きています。

自由を制限するものとは?

 自由を制限するものとして、著者はブログを取り上げています。日常に関するブログを書いている人であれば、日常の主体がブログとなってしまい、無意識のうちにブログに合わせて不自由に生活している可能性があるそうです。

 ブログだけでなく他人の目や常識、人間関係、お金など、社会には自由を制限するもので溢れていることがわかるでしょう。

組織で自由を得るためには

 多くの人が一番感じることの多い制限といえば、人間関係による制限ではないでしょうか。相手を不快にさせないか、恥をかくのではないか、そんな制限が山積みです。

 著者によると、大きな摩擦を避けるのは当たり前でも、なにか不満があるならば周囲にハッキリと伝えることが重要なのだそう。つまり、「自由の根回し」をするということ。常識や慣習に不満を持つのであれば、周囲に伝えることから始めれば、結果的に組織全体の環境が改善に向かうでしょう。

 伝える際に注意しておきたいのが、「とにかく嫌だ」と不満や反対を述べること。不満に意見が伴わなければ、説得力に欠けるため何も改善はしません。そのため、相手に対する説得力を持った意見を述べることが大切です。


 『自由をつくる自在に生きる』では、今回ご紹介したものだけでなく、世の中に潜んでいる数々の制限や支配の具体例や、それに対しての向き合い方がさらに詳しく述べられています。

 「自由」に対しては漠然としたイメージを持ってしまいがちですが、本書からは自由自在に生きる楽しさが非常によく理解できるので、ぜひ手にとってみては?

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