1. 『「勇気」の科学』 最先端の科学的成果が、勇気を構成する2つの要素を解明!

『「勇気」の科学』 最先端の科学的成果が、勇気を構成する2つの要素を解明!

by yto

 いつも勇気があれば、どんな状況でも臆することなく行動できそうな気がしますよね? 
 
 自身にとって大切なものを守ろうとしたときや許せないことが起こったときに湧き上がってくるこの力は、今まで抽象的なモノとされてきました。しかし、いま世界で最も注目される「幸福学」の第一人者ロバート・ビスワス=ディーナー氏は、この「勇気」を最先端の科学によって解明していました。それを記した1冊が『「勇気」の科学』。今回はこの本から、自身の中の勇気を高める2つの要素についてをお伝えします。

勇気の在り処

「勇気とは、危険、不確実性、恐怖があるにもかかわらず、道義的で価値ある目的に向かっていく行動意志である」

出典:ロバート・ビスワス=ディーナー(2013) 『「勇気」の科学』

 勇気には、2つの主要な要素があります。それは、「恐怖のコントロール」と「行動意志」。この2つの力を向上させることで、勇敢な行動を引き出せるそうです。そこで、それぞれにスポットを当ててご紹介していきます。

恐怖のコントロール

 勇気の対となる感情、それが「恐怖」。この恐怖を上手くコントロールできるようになれば、私たちは勇気を高めることができます。

 恐怖をコントロールする秘訣は、自己中心的な偏見を避けることです。著者によると、私たちは自分自身のことが気になるほど恐怖を感じやすくなるそう。自分が何かを失うことや不快さを感じるという視点から、自身の外側へとフォーカスを移すことで恐怖を和らげることができると言われてます。
 
 その点で、誰かに自分を良く見せたいというタイプの自己中心的な考え方は、他者を助ける行動へと向かうというメリットがあります。何も行動しないことにより発生する損失に注目することは、恐怖を抑え、自身を行動させる方法の1つとして挙げられています。

行動意志 

 勇気を高めるもう1つの方法は、自身から勇敢さを失わせる要素について理解することです。その要素とは、多くの社会的なメカニズム。例として以下の2つを挙げます。

・周りと合わせようとする傾向(同調・服従)
・自分以外にも見ているだけで行動しない人がいるとき、一緒になって傍観者となる心理(傍観者効果)

 このような、集団と一緒の行動が取りたいという願望から逃れるために、行動の決定を以下の5つに分割することが有効だそう。順序は以下の通りです。

①何が起こっているのかを認識する
②その出来事が緊急事態であることを理解する
③自分に、その問題を解決する責任があると感じる
④どうすれば、その問題を対処できるかの方法が判明する
⑤行動を決断する


 2つの要素から、勇気とは誰かのために発揮するものであることが窺えます。集団の意思の力を恐れず、自身の恐怖心に打ち勝ち、勇敢な行動を取れるようになれたら、今よりもっとカッコいい自分へと変身できるかもしれません。



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