1. NATO:「速攻部隊」、来年1月に試験運用開始 NATOが運用開始を決断したワケ

NATO:「速攻部隊」、来年1月に試験運用開始 NATOが運用開始を決断したワケ

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 「NATO」という言葉を一度は耳にしたことがあるだろう。NATOは、北大西洋条約機構という正式名称を持つ、北アメリカやヨーロッパ諸国によって結成された軍事同盟のことで、国際社会における大きな軍事的抑止力として重要な存在だ。

冷戦を機に変貌を遂げるNATO

 NATOの起源は欧米と旧ソ連(現ロシア)が対立していた冷戦時代にある。旧ソ連の脅威に対抗する軍事同盟として、アメリカを中心とした北大西洋地域の集団的防衛や平和、安定の維持のために置かれたのが、NATOだ。

 冷戦時には旧ソ連側のWTO(ワルシャワ条約機構)に対抗したものの、冷戦が終結しWTOが解散した後は、紛争などを抑止する存在になった。

NATO、「速攻部隊」の組織を示唆

ウクライナに事実上、軍事侵攻しているロシアの脅威に対抗するため北大西洋条約機構(NATO)が2年後をメドに本格運用開始予定だった「速攻部隊」を来年1月に前倒しして試験運用を始めることが分かった。

出典:NATO:「速攻部隊」15年1月から前倒し試験運用 - 毎日新聞

 そのNATOが、2015年1月にも「速攻部隊」の試験運用を開始することを明らかにした。この部隊は、加盟国が攻撃された際に2〜3日で派遣可能で、約4000人規模になる見通し。元来は2年後をめどに運用される予定であったが、最近の対ロシア情勢の緊張の高まりを受け、予定を早めて開始されるようだ。

表面化した「米露対立」

 21世紀に入ってから「新冷戦」とも呼ばれる米露対立が顕著になり、冷戦の再来を想起する人もいる。そのように高まるロシアの脅威を背景として、NATOは「速攻部隊」の試験運用開始を決めた可能性が高い。

顕在化する「新冷戦」

 ウクライナ問題に象徴されるように、欧米とロシアの対立は収まっていない。軍事面以外でもロシアが、ヨーロッパに運搬予定の新パイプライン計画を中止するなど、経済的な対立が再び顕在化してきた。


 高まる米露対立への歯止めとして運用が開始される見通しの「速攻部隊」。新冷戦とも言われるロシアと欧米の対立の終息を期待したい。

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