1. 御嶽山噴火から2ヶ月経過するも入山規制はとれず 小規模噴火が戦後最大被害を引き起したわけ

御嶽山噴火から2ヶ月経過するも入山規制はとれず 小規模噴火が戦後最大被害を引き起したわけ

  • 2098views
  • 0fav


 戦後最大の犠牲者を出した御嶽山噴火。発生から2ヶ月が経過した今、その状況がはっきりしてきた。

御嶽山噴火の被害

 御嶽山の噴火による死者・行方不明者数は合わせて63人で、戦後最大の犠牲者数。しかし、今回の御嶽山噴火は「水蒸気噴火」で、噴火の中で比較的小規模のものだ。

 噴火規模が小さかったにもかかわらず、多くの犠牲者を出してしまったのには2つの要因がある。

予測出来なかった

 水蒸気噴火は、マグマの熱で地下水が水蒸気となり、その圧力が上昇することにより発生する。火山噴火の予測にはマグマが上昇する予兆である地殻変動を見極める必要があるが、水蒸気噴火ではそのような地殻変動は観測されづらく、噴火を予測することが出来なかった。

土曜日の昼前というタイミング

 予測が出来なかったことに加え、火山噴火のタイミングも大きな被害をもたらす原因となった。御嶽山は3067メートルの標高を誇るが、登山初心者にも優しい山で、全国各地から登山客が訪れる。さらに、今回の噴火発生時期は紅葉の美しい時期で、250人以上が訪れていた。


 さらに気象庁は、年内に御嶽山の噴火警戒レベルを入山規制(レベル3)から引き下げることは難しいとし、規制区域のスキー場が営業を見送る等、地元への経済的打撃は避けられそうにない。



 今回の御嶽山噴火被害を受けて、火山噴火予知連絡会が火山観測体制の強化に動きだし、さらに登山者は登山に対する危険意識を改めようと努力している。地震等と並び、火山に関する災害の対策も進みそうだ。

U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう
この記事を報告する