1. 「やりたいこと」探しはまだ早い。『「働き方」の教科書』仕事を充実させるために必要なこと

「やりたいこと」探しはまだ早い。『「働き方」の教科書』仕事を充実させるために必要なこと

出典:pixabay.com

 仕事の方法は会社で学べます。人生全体で考えたときの「仕事」との向き合い方はあまり考える機会がありません。仕事を今よりも充実させるだけでなく、人生そのものを充実させるためには、自分自身ときちんと向き合って見る必要があるかもしれません。

 『「働き方」の教科書』という本では、どのように仕事に向き合ったら良いのかが分かりやすく説明されています。その一部をご紹介しましょう。

本のハイライト

・人間の能力にはたいした差はなく、歴史をさかのぼってもほとんどのチャレンジは失敗に終わっている。ただ、ほんの1パーセントの成功が世界を変えてきた。だからこそ、誰しもチャレンジを怖れる必要はなく、チャレンジすることは尊い。

・仕事は人生のすべてではなく、3割程度だ。その程度なのだから、気にせずに正直に、やりたいことを仕事でやろう。

・20代では1人でやる仕事を覚え、30代、40代では人間社会の理解に基づき人とチームを動かそう。50代は無敵の世代。次世代へ仕事の知見を伝え、起業や新しい世界に飛び出そう。

出典:「働き方」の教科書の書評・要約 | 出口治明 - flier(フライヤー)


周囲との能力差を気にせず、チャレンジすることが大切

 著者は陸上競技選手のウサイン・ボルト選手を例にして、人間の能力はそんなに差が無いと述べています。100メートル走でボルト選手は9秒58という脅威的なスピードではありますが、一般男性の平均が13秒前後ということから、一般人とボルト選手の差は2倍にも満たない程度の差でしかないというもの。

 たしかに、簡単に超えることのできない速さですが、広い目でみると能力というのは非常に小さな差でしかないということがわかります。

 こうした環境では、人生において、周囲との能力の差を気にするよりも、失敗を気にせず少しでも多くチャレンジを重ねることが大切なのだそうです。

仕事は人生の3割?

 人生という大きな単位で仕事の割合をみると、実はたったの3割程度。残りの7割は睡眠や食事、遊び、育児などが占めています。たった3割なのだから仕事で悩みすぎる必要はなく、自分と正直に向き合って仕事をするべき。

 仕事が人生の全てではないと思うだけで、仕事への取り組み方も「力みすぎず、その中で全力をだせば良い」と変わっていくでしょう。

20代は「やりたいこと」よりも「成果を出すこと」に取り組む

  社会に出て間もない20代の頃には、「自己実現」や「やりたいこと」とは何かと模索する事も多いでしょう。しかし、著者によると年齢を重ねても「やりたいこと」は簡単に見つからないものなのだそうです。

 そのため、「やりたいこと」を無理に探すのではなく、目の前の仕事に集中して取り組むことを優先しましょう。そこで得た経験が、次のチャレンジのキッカケを生むようになります。

 集中して成果を出すことは、現代では非常に重要なポイントです。会社への忠誠心だけで十分な時代ではありません。そのため、集中と工夫をして自分なりのやりかたを確立しましょう。それが、成長するための第一歩になります。



 「やりたいこと」や「自己実現」よりも目の前の仕事に集中するという考え方は、20代のビジネスパーソンにとって非常に参考になるものだと思います。今回ご紹介した、『「働き方」の教科書』では年代別の働き方に対しての考察が述べられており、年代問わず興味深い内容です。気になった人はぜひ読んでみては?

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